Photo:『どん底から1日1億円の売り上げを出す方法』より
# 世界経済

稼ぎたいなら海外に行け!いまや日本はアジアの「地方都市」だ

「内需」だけでは食っていけない
芸能界をセミリタイアし、通信販売の世界へ転身した保阪尚希さん。大ヒット商品を連発し、その裏側を明かした著書『どん底から1日1億円の売り上げを出す方法』(ワニブックス刊)も出版した。ビジネスで海外を飛び回っている保阪さんは、経済成長まっただ中にあるアジア各国の勢いにふれ、日本はもう内需だけでは食べていけないと実感したそう。日本人はもっと海外に出ていくべきと勧める保阪さんに、若い人の背中を押すメッセージをもらった。

「島国ニッポン」から飛び出せ

日本という国は内需だけで成立してきました。特にタレント業などはそうです。昔は子どもも多かったですし、日本でアーティストとして何か出して売れれば、それで儲かって回収できたという時代が長らくありました。

Photo:『どん底から1日1億円の売り上げを出す方法』より

例えば、日本でCDがヒットして人口の半分が買ってくれたとしたら5000万枚のヒットですが、韓国では人口の半分が買ってくれたとしても2500万枚です。大ヒットしたとしても投資額に見合う利益が回収できるかというと微妙です。そこで、日本進出、東南アジア進出を目指すわけです。

韓国のアーティストの場合、日本に出るまでに3年間修業します。日本語の勉強、日本の文化の勉強、英語の勉強をやってからでないと海外には出しません。韓国国内では、国内のファンをあおるために活動しますけど、目標としている活躍の場はそこではありません。

内需で満足していた日本では、そのようなことはあり得ません。中には、中国や台湾でちょっと売れたといってコンサートする人もいますが、何にもしゃべれないし、その国の文化を勉強することもないようです。

 

せめてその国の文化を尊重し、言葉も少しくらいはしゃべれるようになって1曲ぐらい現地語で歌ってあげないといけないと思います。そういう意味においては、日本人はマナーを欠いているといえます。

とはいえ、日本ももう内需だけで食っていけなくなりました。テレビのギャラもどんどん下がっています。日本にいても明るい未来が見えず、もう日本では食えないことがわかっているので、起業家や大きな企業は海外に逃げていっています。

それから、僕は日本人の知識のなさ、意識の遅れにがく然とすることもよくあります。例えば、僕がよく行っているフィリピンなどは、政治家や起業家など、とんでもない大金持ちがたくさんいます。

しかし、多くの日本人は日本から出たことがないので、「フィリピン? 貧しい国だよね。みんな裸足で歩いてるんでしょ?」なんて思っています。

島国ニッポン、よくないと思います。日本なんか国ごと買われてしまうのではないか、と思うくらいのお金持ちがフィリピンにはいるんですから。