# 婚活

マッチングアプリが開いた「焼肉屋」がすごいことになっているワケ

あえて「リアルの場」を追求する
マネー現代編集部 プロフィール

有名ベンチャーで働くふんわり系美人が求める出会い

記者が席に案内されると、テーブルの上には名前が分かるようにネームプレートが用意されていた。キムチやナムルといった前菜も提供済みである。

すでに両隣には女性が座って待っている状態で、どんな子がいるのだろうと一気に期待に胸がふらむ。椅子の下に荷物をしまおうとすると、すぐに左隣の女性が「後ろのフックに引っ掛けてもいいみたいですよ」と声をかけてくれた。

ネームプレートを見ると、ローマ字でアリサ(仮名)と書かれている。20代前半と思われるふんわり系美人だ。さっそくの美人に気持ちも高ぶる。しかも優しい。最高じゃないか。

そしてイベント開始時間の20時。参加者のグラスにシャンパンが注がれ、乾杯の合図でイベントがスタートした。普段はハイボールとホッピーばかり飲む記者なので、乾杯のシャンパンからして「泡めく夜」をさっそく期待してしまう。

乾杯がてら、アリサさんに話しかけてみる。現在、彼女は六本木にある有名ベンチャー企業で働いているという。偶然にも出身県が同じということで話も盛り上がり、予想以上に楽しい時間が過ぎていく。

だが、不思議なのだ。六本木という華やかな場所で働き、なおかつ容姿も申し分ない。とてもじゃないがパートナー探しに困っているようには見えない。どうしてそのような女性がマッチングアプリのイベントに参加しているのだろうか。

アリサさんにそんな疑問をぶつけると、次のように答えてくれた。

「仕事は楽しくて充実してるんですけど、意外と出会いの場がないんですよ。だから、以前から他のマッチングアプリも利用していました。今回のイベントも、なんだか楽しそうだから応募してみただけなんです」

実際、アリサさんは元彼とも別のマッチングアプリがきっかけで付き合ったのだという。

 

劣化した「街コン」

通常の合コンやデートだったら、料理や飲み物にも気をつかわなければいけない。

しかし、このイベントでは中央の厨房で焼かれた肉が次々と運ばれてくる。肉自体も黒毛和牛を使用していることもあり、お世辞なしに美味しい。さらに、飲み物がなくなれば、すぐにスタッフが持ってきてくれる。まさに至れり尽くせりで、隣の参加者との会話に集中できる環境だ。

後日、イベントの主催者でありマッチングアプリ「Dine」を運営するMrk & Co代表の上條景介氏に取材をしたところ、このイベントを始めた「意図」について次のように語った。

「みなさん、出会いのイベントというと『街コン』を思い浮かべることが多いと思います。確かに『街コン』は最初は恵比寿でやったりする素晴らしいイベントだったんですが、ただ同じようなイベントがどんどんできて価格競争が進んだ結果、そのうち安居酒屋に参加者が詰め込まれるような街コンイベントが増えてしまった。せっかく素敵な出会いを求めてきても、おいしくもない料理にピッチャーに入ったお酒では、せっかくの場も台無しじゃないですか。

そこで、僕としてはどこか運命のようなものを感じながら、素晴らしい場所で、素晴らしい人との出会いを楽しんでもらいたい。そんな考えから、自ら雰囲気と料理にこだわった店舗を月に1度オープンさせたうえ、参加者も限定にすることにしたんです」

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