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マッチングアプリが開いた「焼肉屋」がすごいことになっているワケ

あえて「リアルの場」を追求する

マッチングアプリの「焼肉屋」

月に一度だけ、東京・中目黒に特別な「オトナの出会いの場」が出現するのをご存知だろうか。ハイスペックな男女がこっそり集まり、グラスを傾けながらお互いの話に花を咲かせる。

あるマッチングアプリ運営会社が、自ら演出した焼肉屋をオープンさせたところ、ユーザーたちが焼肉に舌鼓を打ちながら会話を楽しめるとあって、アプリに登録しているユーザーからの参加希望が殺到しているというのだ。

主催するのはマッチングアプリ『Dine』を運営する株式会社Mrk&Co。マッチングアプリと言えば、アプリ上で出会いを求めるユーザー同士が気軽につながれることがウケて、ここ数年で爆発的に広がったサービス。

そんなマッチングアプリ業界にあって、『Dine』があえて「リアルの場」である焼肉屋をオープンさせたのはなぜなのか。そしてなぜ、ネット上の出会いを求めるユーザーがそのリアルの場に惹きつけられているのか。

その「秘密」を探るべく、20代の本誌記者はひとまずは中目黒の夜に「潜入取材」を敢行した。

 

大きなコの字のカウンターに男女が…

イベント当日、案内されたのは中目黒の川沿いに位置するマンションの1室だった。

中目黒駅前のにぎやかな通りを抜け、人もまばらな小道に入る。すると、それらしき建物が見えてきた。スマホの地図が示す場所に近づくと小さな表札を発見。ここで間違いないはずだ。

ドアの前に立つスタッフに参加者であることを伝え、少し緊張しながらもゆっくりとドア開ける。

すると、まずライトアップされた大きなコの字型カウンターが目に飛び込んできた。空間自体が明る過ぎることはない。テーブル以外の照明は必要最低限で、適度に雰囲気のある空間づくりがされている。

カウンターには男女が交互に座っていた。親しげに談笑をしている参加者もいれば、隣が来ないためにスマホを見つめる参加者の姿もちらほら。後々の自己紹介タイムが楽しみである。