2018.12.26
# 週刊現代

安倍総理はもう知ってる…?「新しい元号の決め方」の意外な話

発表はまだまだ先、ですが
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当然一蹴すると思われたが、総理は強く否定せず、あいまいな表情を浮かべたという。ある官邸関係者は、「実は総理は5月1日の発表を推している」と明かす。

「今年の10月4日に、首相側近の衛藤晟一首相補佐官が杉田氏に、5月1日への変更を打診しています。それでも杉田氏は、『銀行のシステムなど、元号の変更に伴う手続きに1ヵ月は必要だ』と譲りませんでした」

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新元号発表のスケジュールは、もはや既定路線となっているのだ。その場合、本誌の取材では、新元号は閣僚に以下のように明かされる。

平成が終わるまで、残すところ1ヵ月となる'19年4月1日の午前11時40分――。首相官邸4階の閣議室に集った安倍総理、菅官房長官を始めとする全閣僚の顔には、緊張した表情が浮かんでいることだろう。

 

まず杉田官房副長官が立ち上がり、3つの案を読み上げる。ただし、「本命」は一つだ。直前まで行われていた「元号懇談会」での意見を杉田氏が伝えると、全員が頷く。

そのわずか20分後、午後0時。菅官房長官が、報道陣の前に立ち、二つの文字が書かれた色紙を掲げることになる。

「次の元号は――」

報道陣がどよめく。新元号が世に出た瞬間だ。

元号を最終的に決定する閣僚会議を、発表の直前に行うのは、情報漏れを避けるためだ。

「菅さん、杉田さんは口が堅いので心配はありませんが、問題は安倍総理です。うっかり漏らしてしまわないよう、最終決定はぎりぎりまで遅らせる予定だ」(別の官邸関係者)

次の元号は、陰の立て役者によって、極めて慎重に管理され、発表の時を待っている。

「週刊現代」2018年12月8日号より

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