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在日中国人が悩む「日本の学校ユルすぎ、子ども入れて大丈夫か」問題

有名私立か中華学校か、揺れ動く親たち
中島 恵 プロフィール

そのため、日本の学校に通わせながら、週末だけ中国人専用の中国語塾に通わせている親もかなりいる。

また、「幼いころは中国に住む祖父母の元に預け、中国語がある程度話せるようになってから呼び寄せ、その後、日本の学校に入れる」という手段を取る人もいた。そうでないかぎり、日本に住んでいるので、親子の会話はどうしても日本語になってしまうからだ。

 

母国から離れているからこその不安

中国には「孟母三遷」という有名なことわざがある。孟子の母が、最初は遠くにあった住まいを、子どもの学校の近くに3回も引っ越して、子どもの教育のためによりよい環境を整えようとしたという話だ。

この言葉からもわかる通り、中国人の親には、子どもの教育のためならば、自分の全エネルギーを傾けるくらい情熱を注ぐ人は珍しくない。
 
経済成長が著しく、社会の変化があまりにも激しい中国でも、教育にかける親の熱だけは相変わらずだが、それは「中国社会のミニチュア版」である在日中国人もまったく同じだということだ。

しかも、彼らは中国から遠く離れている分、余計に日本での教育を心配し、日本人とは違うところで思い悩んでしまうのだろう。