2018.12.19
# 不動産

20代でも「年収400万円」を超えたらマンションを買いなさい

就活終えたら、婚活の前に家活だ!
沖 有人 プロフィール

目安は「年収400万円」

ただしここで一つのハードルがある。

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新人への待遇がよくて初年度から年収400万以上ある会社なら、就職してすぐに家を買ってしまえばいいが、年収がそれ以下の場合は上がるまで待ったほうがよい。

というのも金融機関の住宅ローンの審査では、年収400万円が一つのボーダーラインになっているからだ。

年収400万円以上の人に対しては銀行の審査は緩いが、400万円未満となると、とたんにきびしくなってくるのが現実だ。返済能力をきびしめに見るようになり、審査金利も上がってくる。だから若手といっても年収400万円以下の人には、焦って家を買うことは勧められない。

この年収要件をクリアできたなら、会社勤めの若手は年収の7倍から、多い人では10倍以上のお金を借りることができる。大卒1年目で月収33万円、年収400万円の人であれば、ざっと3000万から4000万円。これだけあれば1人暮らしには十分な家を都内に持つことができる。それが可能な立場であれば、あれこれ考えずに買ってしまうことだ。

「結婚して家族構成が決まって、上の子供が小学校に上がる前に」などとグズグズ言っていたら、すぐに40歳ぐらいになってしまう。それでは遅い。

今、ここに30歳前後の会社員がいたとして、持ち家については大まかに3つの選択肢があると言える。第一は、30歳で家を買う。

 

第二は、結婚して家族構成が定まるまで待つ。独身のままだったとしても、40歳ぐらいまで待つ。

第三は、そのまま賃貸住宅に住み続ける。

その中からどれを選択するか。

3つの選択肢を金銭的な損得という視点から検証すると、「30歳で家を買う」が圧倒的にコスト安であり、得である。

すぐに家を買う場合の生涯の住居費コストを1とすれば、「40歳まで待つ」の場合は1.2、「ずっと賃貸住宅に住む」では1.5にもなる。持ち家を買うのを10年先延ばしにすることで、生涯の住居費は20%増しになってしまうのだ。

第三の選択肢を選んでずっと賃貸に住んでいるとコストがかかるだけでなく、老後になってまともな家に住むことが難しくなってしまう。

ローンを組むなら早めがいい。ローンを組むのを遅らせると、実質定年を迎える65歳になっても残債が残ってしまう確率が高くなる。退職金に期待できず定職がなくなった状態で1000万円以上もローンが残っていたら、老後破産が現実になりかねない。

今の日本は世界史上かつてないレベルの超低金利なのだから、結婚して子どもができてからなどと悠長なことは言わず、できるだけ早いタイミングでローンを組むという選択が正解といえる。

これからは「就活を終えたら、婚活の前に家活」の時代である。

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