12月22日 ウランの核分裂を発見(1938年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

ドイツの物理学者オットー・ハーン(Otto Hahn, 1879-1968年)と、フリードリヒ・ヴィルヘルム・"フリッツ"・シュトラスマン(Friedrich Wilhelm "Fritz" Strassmann、1902-1980年)が、ウラン235に遅い中性子を当てると、バリウムとクリプトンに核分裂することを発見しました。

【写真】ハーンとハーパー
  オットー・ハーン(中央)とフリッツ・シュトラスマン(右) photo by gettyimages

ウラン235の、核子1個あたりの結合エネルギーは、バリウム、クリプトンの結合エネルギーより小さいため、その差が核分裂によって放出されることになります。

これは、通常の化学反応での1原子あたりの放出エネルギーの数千万倍にもなる膨大なエネルギーで、原子爆弾の製造へとつながっていくことになりました。

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