地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。
"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。
1913年のこの日、アメリカのニューヨークで発行されている『ニューヨーク・ワールド』紙の日曜版に、クロスワード・パズルが初めて登場しました。
新聞に掲載されたのは、アーサー・ウィンというイギリス人記者が発案したものですが、同様のパズルは19世紀中頃から、欧米の子ども向け雑誌に掲載されていたともいわれています。
パズルの歴史は古く、古代エジプトのパピルスにもパズルの問題がみられるそうですが、日本にも江戸時代に人気となった理系パズル「算額」があります。元治二年(1865年)明星輪寺(岐阜県大垣市)に掲げられた下の問題、あなたは解けますか?
問:菱形の内部に2つの大円と2つの中円、5つの小円が接している。中円と小円の直径の関係を求めよ。
こたえはこちらに!
数学の問いを神社仏閣に掲げ、公開の場で算法勝負をする「算額」。大名から庶民まで、身分の上下を超え当時の数学ファンがこぞって熱中オリジナリティ溢れる和算問題の数々。現代人のあなたはどこまで解ける?
*上記の問題とヒント、こたえは42ページに掲載