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博覧会で食糧奪い合い…!中国のおばちゃん「驚愕のマナー意識」

バイキングで一般人の5倍食べる

博覧会を食い尽くす

「2018年第1回中国国際輸入博覧会」(以下「輸入博覧会」)が2018年11月5日から10日までの6日間に渡って、上海市青浦区にある国家会展中心(上海)で開催された。

この輸入博覧会は2017年5月に北京市で開催された「一帯一路」国際協力サミットフォーラムの開幕式で基調講演を行った習近平国家主席が、2018年からの開催を言明したことに基づいて開催されたものだった。

閉幕に伴い、11月11日付の上海紙「労働報」は、次のように報じた。すなわち、輸入博覧会には172の国や地域から3600社以上が参加し、40万人以上の国内外の購買担当者が商談を行い、今後1年間に契約意向の金額が578億ドル(約6兆5800億円)に上るという成果を得た。博覧会は11月10日に円満裡に閉幕し、総入場者数は80万人を超えた。

この数字だけを見れば、輸入博覧会は盛況で輸入商談が大きな成果を上げたように思われた。しかし、輸入博覧会の閉幕から数日が経過した頃から、ネット上に「“中国大媽大叔搶食(中国のおばちゃん・おじちゃんが食物を奪い合う)”」と題する動画が投稿されたことで、輸入博覧会の成功に傷が付いたのだった。

この動画を見たネットユーザーは、「中国のイメージを破壊した」とか、「国家に恥をかかせた」などと“微博(マイクロブログ)”上で批判したが、これらの批判的なコメントは当局によって速やかに削除された。

 

「アフリカでさえ見たことがない」

それでは「中国のおばちゃん・おじちゃんが食物を奪い合う」と題された動画はどのような内容であったのか。

投稿動画「中国大媽大叔搶食」より(動画あり)

それは輸入博覧会に出展している海外の食品業者が試食用の食品を見学者に提供しようとブースのテーブルの上に置くと、見学に来た“大媽(おばちゃん)”や“大叔(おじちゃん)”がたちまち餓狼のように殺到して、列を作ることなく入り乱れての食品争奪戦を繰り広げ、少なからぬ人々が持参したプラスチック製の袋や容器に食品を入れるから、テーブル上の食品は数分のうちに消えて無くなるという動画である。

輸入博覧会に出展している海外の食品業者の1人は、中国メディアの質問に答えて、「自分は世界の100以上の国で展覧会に参加しているが、今までにこれほど礼儀がなく、公衆道徳をわきまえない見学者は見たことがない。アフリカでさえも見たことがない」と述べたという。

中国は国家としてはアフリカ諸国に多大な経済援助を行い、民間ではすでに200万人もの中国人が一攫千金を狙ってアフリカへ進出しているが、大多数の中国人はアフリカやアフリカ人に対して経済的だけでなく、文化的にも優越感を抱き、明らかに見下している。

そのアフリカでさえも見たことがないほどに礼儀がなく、公衆道徳をわきまえていないのが、中国のおばちゃんとおじちゃんだということになるが、これは中国人にとって屈辱と言わざるを得ない。

少なからぬネットユーザーは、この「アフリカでさえも見たことがない」という一言に反応して、ネット上に「どうしようもない恥さらし」、「外国人がこの種の場面を見たら誰もが頭を振って、驚きを隠さないだろう」、「これは正に国家にとっての恥辱だ」などと批判する書き込みを行って、遺憾の意思を表明した。

中国メディアによれば、輸入博覧会の主催者側は、輸入博覧会を一般大衆に全面的に開放すれば、入場者に混乱が起こることが予想されることから、町内会や住民委員会の代表によって見学者を選別してもらったはずだったが、図らずもおばちゃんやおじちゃんたちによって嘆かわしい恥ずべき事態が出来(しゅったい)してしまったのだという。