12月18日 物理学者J・J・トムソンが生まれる(1856年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1856年のこの日、電子の存在を確認したことで知られるイギリスの物理学者ジョゼフ・ジョン・トムソン(Sir Joseph John Thomson、1856-1940年)が、マンチェスターに生まれました。

【写真】ジョゼフ・ジョン・トムソン
  ジョゼフ・ジョン・トムソン photo by gettyimages

トムソンは、当時は物質の最小単位と考えられていた「原子」は、さらに小さな粒子に分解できることを突き止めました。電場と磁場によって曲げられる陰極線の正体が、なんらかの粒子だとするならば、それは水素原子よりもはるかに軽い微粒子であると考え、それこそが「電子」であって、原子がより小さな単位に分解できる証拠だと見抜いたのです。

陰極線
  トムソンが陰極線の実験に用いた装置 photo by gettyimages

また、トムソンは同位体を発見したり、質量分析器の原理を発明したりと、さまざまな業績を残しており、1906年には陰極線の実験に関連して「気体の電気伝導に関する理論および実験的研究」により、ノーベル物理学賞を受賞しています。