史上初の調査で発覚...!ダイエット商品「7割は効果なし」の衝撃

わかっちゃいたけど、ここまでとは…
福田 尚広 プロフィール

「ギリギリ」の巧妙な広告

先ほどの口コミには「広告に謳われていた、痩せすぎ注意が衝撃で」などと記載されており、上記商品の広告内容が消費者の視点からも過剰な期待を持たせる内容となっていた可能性があります。実際に、同商品については、消費者庁より、広告による「優良誤認表示」にも該当するという指摘がなされていました。その結果、この商品は、最終的には措置命令を受けることになったようです。

しかし、上記の例は一部に過ぎず、私が見る限りでは、ダイエット商品の中にはまだまだこのような消費者の期待を過度に惹きつける商品が存在しています。

こういった商品を販売する販売業者は、「薬事法」や「景品表示法」を研究し、「明らかに法律に触れるような表現は避け、他方で、消費者に対しても相当程度の効果がありそうだと認識させるダイエット商品」を販売し続けています。そして、こういった商品の中には、現在も莫大な利益を上げ続けている商品もあります。

また、先ほどの商品には以下のような口コミも投稿されていました。

痩せ過ぎ注意…体重が半分になるかもって言う広告をみてホントに飲むだけで痩せれるならと思って口コミもチェックして3箱も購入したけど、1ヶ月飲んでの体重は1キロ増えて便秘ぢゃなかったのに便秘になりました。
58歳女性 1ヶ月使用 54kg→55kg(1kg増)

最初、上記の口コミを読んだ時、「“口コミもチェックして3箱も購入した”と書かれているが、ダイエットカフェの口コミでは酷評がほとんどだったはず。どこの口コミのことを言っているんだろう?」と疑問に思いました。

調べてみたところ、消費者庁の資料に「A社が口コミ、ブログ記事等をアフィリエイターに作成させていた」旨が書かれており、消費者をミスリードするような口コミが存在していたようでした。

 

実際、口コミは売上に大きく影響するため、各社口コミをうまく利用しようと躍起になっています。結果として消費者をミスリードするように口コミが利用されることもあり「口コミだから信用できる」とは言い切れない状況となっています。

ただ「そういった信用に欠ける口コミサイト」は口コミサイトを運営している私からすれば即座に見分けることができます。

見分けるポイントは次の4つです。

(1)取扱い商品数が少ない
(2)そもそも口コミ投稿欄が存在しない
(3)紹介されてる口コミが選別されてる
(4)口コミに投稿日時が記載されていない

上記4つを満たす口コミサイトは運営者が消費者をミスリードさせるため、運営者にとって都合の良い「商品」「口コミ」が選択・作成されている可能性が高くなります。残念ながら、上記4つ全てを満たす信用に欠ける口コミサイト(?)は大量に存在しており、消費者の中にはこういったサイトの口コミを信用してしまう方もいるようです。

15万個以上口コミを読んでいると、ダイエット商品を購入する方の気持ちがある程度わかってきます。多くの方は「過剰な宣伝文句」や「信用に欠ける口コミ」を完全に信用しているわけではありません。しかし「どうしても痩せたい」という願望が消費者の目を曇らせてしまい、そこにつけこまれてしまっている現実があります。