12月13日 多胎児の兄弟姉妹順に関する布告(1874年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

「政府ハ双生児、三ツ子出生ノ場合ハ前産ヲ兄姉ト定ム」という取り決めが、1874年のこの日、政府から布告されました。

先に生まれた方が兄・姉となる、というごく当たり前の内容ですが、地方によってはこの逆にする場合もあったそうです。これは「兄(姉)ならば先に母の中に入ったので、後から出てくるはず」、「弟(妹)が兄(姉)を守るため、先に露払いとして出てくる」などの考え方による当時の俗説がもとになっていました。

双子(ふたご)のことを双生児(そうせいじ)といい、双生児を含め、同じ母親の胎内で同時期に発育して生まれた複数の子供を多胎児と言います。受胎時の受精卵の数により、1つの受精卵(卵子)が分裂(多胚化)して生れる一卵性のものと、複数の卵子が排出(多排卵)されそれぞれ別の精子と受精して生まれる多排卵性のものに分けられます。

【写真】ブッシュ元大統領と家族
  ブッシュ元大統領の娘は二卵性双生児だという(左から夫人、元大統領、ふたりの娘) photo by gettyimages

多胎児の妊娠の場合、妊娠高血圧症候群をはじめとした妊娠リスクも単胎妊娠と比較して大きく、場合によっては母体に生命の危険が生ずる場合もあるとのことから、NICU(新生児集中治療室)を備えた病院で診察を受けることが強く推奨されています。

いずれにしても次代を担う大切な命ですから、元気に生まれて、すくすく育ってほしいものです。