地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。
"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。
アルフレッド・ノーベルの5回目の命日にあたるこの日、ノーベル賞の最初の授賞式がスウェーデンのストックホルムで行われました。
栄えある第1回の科学3賞の受賞者は、物理学賞がヴィルヘルム・コンラート・レントゲン、化学賞がヤコブス・ヘンリクス・ファント・ホッフ、生理学医学賞がエミール・アドルフ・フォン・ベーリングです。
これ以降、ノーベルの遺産によって運営されるノーベル財団が、物理学・化学・生理学医学・文学・平和の5部門について毎年授賞してきましたが、1969年にはスウェーデン銀行による経済学賞が新設されています。
授賞式においては賞金・金メダル・賞状が贈呈され、受賞者は「ノーベル賞受賞記念講演」を行うのが慣例となっています。
現在、授賞式の様子は、ノーベル賞の公式ホームページ(http://www.nobelprize.org/)でライブ中継しており、これは世界中、どこからでも見ることができるそうです。
2018年のノーベル医学生理学賞に決まった本庶佑京都大特別教授は、「日本で研究してきたので、和装が適切だろうと思った」と述べ、羽織とはかまで出席する予定だと明かしたそうです。
授賞式での講演もよく話題になりますが、本庶先生がどんな講演をされるのか、とても楽しみですね。