M-1グランプリ2018 公式ホームページより

霜降り明星優勝に思う「6年前の光景」そしてやっぱり和牛はすごかった

2018年M-1グランプリ総括

決勝10組の予選ネタを見てみると…

平成最後のM-1グランプリが幕を閉じました。今年もお腹いっぱい笑わせていただきました。

ラストイヤーにかけるジャルジャル、三年連続で最終決戦に進出した和牛、決勝一本目で大爆発を起こした「新星」霜降り明星、の三組が最終決戦に残り、誰が優勝しても話題性があるというドラマチックな大会、となりました。

 

私は今年も、M-1予選を3回戦からすべて観戦しました(大阪3回戦はGyao!さんの配信映像で観ましたが、東京3回戦、東京・大阪準々決勝、準決勝はいずれも会場で観戦しました。ネタの数は計400本以上……移動費・時間ともになかなかのコストがかかっております)。

そこで、昨年と同じく、今年も決勝進出組の3回戦から決勝までのネタを一覧にしてみました。

勝負ネタが最低2本なければ決勝には上がれない……M-1とは、かくも厳しい戦いの場なのですが、準決勝と準々決勝でネタを入れ替えたゆにばーすやスーパーマラドーナには、「もしも一本目で『家族の誤解』『お金を取り戻す』やっていれば、どうなっていたか……」と思いますし、準々決勝、準決勝で「加藤一二三」を披露したトム・ブラウンが、なぜ決勝では三回戦のネタ「中島みゆき」をやったのかを考えると、一晩ぐらい眠れなくなります。

ネタを並べて、「なぜあのコンビは決勝でこちらを選んだか」を考えることも、M-1ファンの楽しみのひとつなのです。

また、今大会で目を見張ったのが、優勝を争ったジャルジャル、和牛、霜降り明星の3組が、決勝ラウンドで、予選では見せなかったネタで戦ったことです。

もちろん、別の舞台では何度もかけているネタではあるのですが、彼らが一体どんなことを考えて決勝のネタを選んだのか。この一本を温存していたのか、それとも、予選でかけたネタのウケがあまりよくなかったから別のネタを用意していたのか……このあたりの戦略についても、機会があればぜひ訊いてみたいところです。

それにしても和牛はすごい。私は昨年のM-1グランプリで、「和牛が予選から決勝まで全部ネタを替えていた」ことに驚き、それをもとに記事を執筆しました(和牛を「M-1特別王者」と呼ぶべき理由 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/53697)が、やっぱり和牛はすごかった。今年も和牛は4本のネタを引っ提げてM-1グランプリに臨んだのです。

2016年のM-1から数えますと、和牛は少なくとも13本のネタをM-1の舞台にかけ、3回連続準優勝という結果を残しています。「本数の多い少ない、は勝負に関係ない」というのも分かるのですが、報われない2人の姿を見ると「もう、和牛も優勝でいいじゃん……」という気持ちにさえなってしまいます(と言いながら、来年こそは和牛が! と4年越しのドラマを期待してしまうのが哀しい性です)。

2016年から2018年の和牛のネタ一覧
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