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# マーケティング

あの「青汁」の広告にも使われている「行動経済学」のスゴイ威力

伝え方一つで受けての印象が激変する
「商売の本質は、こちらが何を売りたいかではなく、お客様の目線に立つことである」。そう断言するのは、著書『売上がぐいぐい伸びるお客様の動かし方』で知られるマーケティングコンサルタント、理央周氏だ。理央氏は、ヒット商品の「青汁」で知られる「世田谷自然食品」の広告には、さまざまなマーケティング手法が駆使されていると指摘する。一体、どんな効果を上げているのか? 本人に分析してもらった。

「限定感」で好奇心をあおる

「ぐるぐるぐるぐるグルコサミン~♪」という印象的なCM曲でおなじみの『世田谷自然食品』は、青汁も販売しています。

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青汁は野菜不足が気になる人には、健康食品として非常にスタンダードなものです。

ネックになるのはその味です。90年代に青汁を世の中に知らしめた「まずい! もう一杯!」というCMの影響からか、一般的に「青汁は飲みづらい」というイメージがあります。

ただ、最近はどの会社の青汁も飲みやすく、世田谷自然食品も例に漏れません。すっきりしていて、ゴクゴク飲むことができます。

それなのに、広告では飲みやすさよりも「限定感」をアピールしています。そのほうが商品への好奇心をあおることができるからです。

たしかに「飲みやすい」と言われると、青汁への心理的なハードルは取り除かれますから、「それなら試してみようかな」という気持ちになります。ただし、そこで終わってしまう人が多いのも事実。

 

さらに「ちょっと調べてみようかな」「問い合せしてみようかな」と、お客様の背中を押すのが限定感を訴求する方法なのです。 具体的には、次のような方法などがあります。

・初回限定の特別価格

・1家族3セットまで

・今月いっぱいのご注文に限り

・誕生月の限定セット

・この番組を見ているあなただけ

・会員様限定

・長くお付き合いいただいているお客様だけに

季節限定の味がつけられたお菓子やメニューなども、限定感を訴求する商品です。