「100年以上続けられている実験がある」
そんな話を聞き、その壮大な実験を自分の目で確かめようと小樽にある「おたるみなと資料館」に行ってきました。
現地に到着し、見つけたのがこちら。「コンクリートの長期耐久試験」の実験結果です。
よく見てみると……。
試験日は平成29年10月6日(金)。海水の中で保管していたブリケットと呼ばれるコンクリートの試験片を両側から引っ張って、小樽港の防波堤として十分な強度があるかどうかを確かめています。
今回の実験では約90年前に作られたブリケットを使用しています。
館内には試験に用いた実験器具の展示もあり、その横には抗張力試験の結果報告に載せられていた機械と同じようなブリケットが展示されています。
展示の中には触ることができるものもあります! よく見てみると、ブリケットに書かれている製造年月日にはばらつきがあります。
では、どうしてこの実験が「100年耐久試験」と呼ばれているのでしょうか。