史上初調査! 東京マンション「坪単価ランキング」1000を発表

1位は港区のあの物件…永久保存版です
マネー現代編集部 プロフィール

築年数が古くてもOK? 森ビル物件が「強い」?

また興味深いのが「築年数」の結果である。

ランキング1000位までの築年数分布をみると、築年が2014年以降の物件が266件、2009年~2013年の物件が241件、1999年~2008年の物件が357件と比較的新しい物件が多くランクインしている一方、1965年~1988年の物件が49件、1989年~1998年の物件が95件となっており、昭和築のマンションでも高値で取引されているマンションが多数あることがわかる。

「いわゆるヴィンテージマンションに類するもので、著名なマンションで言えば『広尾ガーデンヒルズ』がランクインしているほか、都心、城南エリアの好立地に存するヴィンテージマンションがランクインしています。最も築年数の古い物件でランクインしたのは、原宿駅前交差点立地のシンボルである、元祖ヴィンテージマンションの『コープオリンピア』(渋谷区神宮前、1965年3月築)でした。

また、一棟丸ごとリノベーションしたマンションがランクインしているのも興味深い結果です。80位の『マジェスタワー六本木』、131位の『ザ・パークリモア 白金台三丁目』、695位の『高輪グランドパームス』が該当します。マジェスタワー六本木は東急不動産の一棟リノベーションマンション事業の第一号物件になります。築年数が古くても、都心一等地の立地が高価格帯で取引される要因となっています。

ちなみに、ランキングには竣工前の物件である『パークコート浜離宮ザタワー』、『プラウド銀座東レジデンス』が入っていますが、こちらは竣工前ではあるものの販売活動が行われており、マンションレビューでも販売履歴の確認が取れているものになります。このように特に都心部においては、新築完売後、竣工前の物件が流通市場に出ることは珍しくなく、資産性が高い有力マンションは新築販売時に投資家が購入し、竣工前に購入価格より高く売り出すことがあり、相場を押し上げる一つの要因にもなっています」

 

続けて、ランクインした上位100社の「分譲会社」を見てみよう。

1位は三井不動産・三井不動産レジデンシャルで24件、2位は野村不動産(13件)、3位は三菱地所・三菱地所レジデンス(11件)、4位は森ビル(7件)、5位は積水ハウス(6件)、東急不動産(同)と続く。

「特徴的なのが森ビルの4位へのランクインです。上位1000位のランキングで見ると森ビルはトップ20に入ってこないのですが、100位以内で区切ると順位が高くなりました。これは六本木ヒルズ、虎ノ門ヒルズなど、都心の開発に携わることが多く、分譲物件も高額なものとなることが背景にあるのだと思います」

最後に、上位1000位にランクインした物件の所在地別に、件数の多かった市区町村を紹介しよう。

1位は港区で327件、2位は渋谷区(205件)3位は千代田区(87件)、4位は新宿区(81件)、5位は目黒区(63件)、6位は品川(53件)、7位は中央区(50件)、8位は文京区(47件)、9位は世田谷区(37件)、10位は豊島区 (14件)という結果だった。意外なのは、「超高級住宅エリア」として知られる千代田区が、港区や渋谷区に大きく離されていることだが、そこには明確な事情がある。

「千代田区の件数が都心の中では相対的に少なくなるのは、マンションの絶対数が少ないためと考えられます。千代田区に関しては、実はランクイン率で見れば渋谷より高水準となっており、高額物件の割合は港区に次いで2位となっています」(前出・仲根氏)

こうしたランキングの結果を踏まえると、以下の条件に該当する物件が高額で取引され、かつ価格も落ちにくい資産性の高い物件だと言える。

◆東京都港区、渋谷区、千代田区
◆三井不動産レジデンシャル分譲/野村不動産分譲/三菱地所・三菱地所レジデンス分譲
◆駅徒歩5分以内
◆20階建以上
◆総戸数100戸以上

次ページからはそんな東京「下がらないマンション」ランキングのベスト1000を全公開。じっくりご覧いただいて、是非これからの「家選び」の参考にして頂きたい。