12月 5日 ドイツの物理学者ハイゼンベルクが生まれる(1901年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

量子力学の創始者のひとり、物理学者のヴェルナー・カール・ハイゼンベルク(Werner Karl Heisenberg、1901-1976年)が、1901年のこの日、ドイツ南部の町ヴュルツブルクに生まれました。

ミュンヘン大学でアルノルト・ゾンマーフェルトに学んだのち、マックス・ボルンやニールス・ボーアなど前期量子論を築いた巨人たちの下で研究に従事し、1925年に量子力学のひとつの形式である「行列力学」を発表しました。

行列力学における「ハイゼンベルクの運動方程式」は、古典力学におけるニュートンの運動方程式に相当するもので、量子力学をはじめて数学的に定式化したものです。

また、行列力学から導かれる結論が「不確定性原理」です。これは、ある粒子の位置と運動量は同時に決定することはできないという性質を示しており、量子力学の不思議さを象徴する重要な原理です。

これらの華々しい成果を20代で発表したハイゼンベルクは、31歳の若さでノーベル物理学賞を受賞しています。

【写真】ヴェルナー・カール・ハイゼンベルク
  ヴェルナー・カール・ハイゼンベルク photo by gettyimages