12月 6日 音の日

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

この日は、発明王のトーマス・エジソン( Thomas Alva Edison、1847-1931年)が1877年に世界初の録音装置(円筒型蓄音機)の試作品を完成させた日とされており、これを記念して「音の日」に制定されています。

スズ箔を巻いた直径8センチメートルの銅製円筒が、30センチメートルの軸に取り付けられた装置で、手でハンドルを回すと、針つきの振動板がスズ箔に音に応じた溝を刻み込んで音を記録し、この溝を針でふたたびたどらせ、再生する仕組みです。この機械は翌年には「フォノグラフ」として商品化され、評判を呼びました。

【写真】フォノグラフ
  フォノグラフ(レプリカ) photo by gettyimages

しかし、フォノグラフは、話題を集めたものの、性能は決して高くなく、ベル電話会社のエミール・ベルリナー(Emil Berliner、1851-1929年)による「グラフォフォン」の登場によって、ようやく実用的な機器としての地位を獲得しました。グラフォフォンの登場にショックを受けたエジソンは、蓄音機のさらなる改良に取り組み、その結果、有名な蝋管式の蓄音機を開発しました。

音を溝の形として記録し針で読み取るという原理は、アナログレコードにも受け継がれ、その後、針をレーザー光で置き換えたものが、現在のCDやDVD、そしてブルーレイディスクとなっています。

ちなみに、エジソンが最初に録音・再生した楽曲は「メリーさんの羊」だったそうです。