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年収が低くてもお金が貯まる!「3つの銀行口座」を使い分ける凄テク

無理して投資をしようと焦らないでいい
横山 光昭 プロフィール

まずは「2つ目の口座」を一杯にすることを目標に!

このように3つの目的と段階があり、順に貯めていくことが基本です。

ですが、この2つ目の「貯める口座」にお金が貯まるまで待つことが大変だという人が多く、「貯蓄と投資の並走」という話をすることもあります。単純に貯蓄のような投資なら、貯蓄と合わせて投資もしてもよいだろうということなのですが、それでも必ずしもそうしなくてもよいのです。

可能であれば、2つ目の口座ができるまでしっかりとお金を貯めたほうが良いですし、もし投資を迷っている状態であるならなおのこと、2つ目の貯蓄をしっかり作るまで待つほうがよいと思います。

そして、貯まるまでに、自分の方向性をしっかりと考えましょう。やはり投資を始めるべきなのか。それでも不安だから、自分は投資をせず、預貯金で蓄えていきたいなど、自分なりの考えでよいのです。投資は、資産形成において有効ですが、必須ではありません。

 

Aさんにもこの話をすると、まずは支出を減らし、貯蓄を増やして2つ目の口座をいっぱいにするということを目標に行動していくことにしました。支出を見直し、今のお金の使い方について再検討し、とにかく「今の支出をしっかり把握し、やりくりする」ということに徹しました。その間に、投資のことも少しずつ学んでいきました。

すると、次第に自分の考えや家族の考えもはっきりしてきました。「個別株とか、こまめに意識しなくてはいけない投資は向かない」、「極端な利益が出る投資は怖い」、「今の生活の余剰金から見ると、毎月2万円は貯蓄を続けるけれど、2万円はつみたてNISAにしてもよさそうだ、リスクも手数料も少ないようだし」などと思い始めたそうです。

それであれば、貯蓄と同じような考えで投資もできそうだと考えたそうですが、すぐに始めることはせず、もう少し納得度が増してからにすると話され、今もコツコツ貯蓄を増やし続けています。

お金の貯め方について、日本人は守りを中心にしていき、そのうえで攻めの投資を加えていくというやり方が、あっているように思います。昔から大切にしてきた貯蓄をベースに、しっかりと持つのです。

今はAさんが聞いてきたように、「投資をしたほうがいい」というような情報があふれています。ですが、投資をしろとせかされても、無理をすることはないものです。

どんな投資をするにしても、リスクは覚悟しておかなくてはいけません。それが許せる人、許せない人がいると思います。そこを無理して始めても、あまり面白みはないし、後悔ばかりするようであれば、やらないほうがいい。

私は多くの人は投資に取り組んだ方がよいだろうと考えてはいます。やってほしいとも思っています。ですが、自分に向かないと思えば、貯蓄だけで頑張るということもまた、一理だと思います。最近の風潮に流されすぎず、自分の考えで動いてほしいと思います。