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年収が低くてもお金が貯まる!「3つの銀行口座」を使い分ける凄テク

無理して投資をしようと焦らないでいい
横山 光昭 プロフィール

3つの口座「使う口座」「貯める口座」「増やす口座」

Aさんのご家庭は、毎月の収支がトントン。

じつは現状で余裕がありません。積立投資をする金額は、固定費化する覚悟でいないと続けられません。ですが、そうできる余裕が、毎月の収入から出せないのです。

そのため、投資の覚悟をするよりも先に、家計改善を覚悟しなくてはなりません。これは、投資をするにしても、現金での蓄えを増やすにしても同じことです。

そして、毎月35万円ほど生活費がかかるご家庭で、これから進学費用も必要になるというのに、預貯金は250万円ほど。進学費等を支払えば、職を失う、病気事故で働けず無収入になるというような時の生活費が残りません。

〔photo〕iStock

そもそも投資をするにはキャッシュをしっかり持っていてほしい、私はそう思っています。最近は投資をする時間のことを考えて、どうしても投資をしたいのなら、並走をしてもよいと話しますが、基本はしっかりと「現金」を蓄えておいてほしいのです。

投資を始めるまでの貯蓄は、少なくても生活費の7.5か月分と、必要であれば教育費などの使う目的のある資金額が必要です。そして、段階を「使う」「貯める」「増やす」の3つに分け、それぞれの目的の口座を準備して貯めていきます。

まず、「使う口座」。

給料が入った時点で、1か月の生活費の1.5か月分の金額になることを目指す口座です。1.5か月分とは、普段の生活費に加え突発的な支出もカバーできる金額を想定しています。

これが準備できると、毎月の生活支出が、その次の口座のお金に影響しにくくなります。この使う口座のお金は生活で使うため、次の給料日に向けて徐々に減っていきます。そして次の給料が入るとまた1.5か月分かそれ以上になります。1.5か月分以上になる月が安定して3か月、4か月と続くなら、その超えている金額を次の段階の「貯める口座」に移していきます。 

 

次の「貯める口座」は基本的には生活防衛資金と考えます。

つまり、仕事を失った、病気やけがで一時的に収入が途絶えた、というような時を乗り越えられるように備えておくものです。最低限、1か月の生活費を6か月分用意します。もちろん、それより多くても構いません。中には1年分はないと不安という人もいますので、そういう場合は1年分を目標に貯めるとよいと思います。

そして、他に教育費やマイカー購入費用、住宅の頭金など、必要な資金があれば、別に貯めていきます。ここがたまったら、やっと「増やす口座」に移ります。

「増やす口座」は基本的に証券口座であると考えてよいでしょう。

ここまでくると、ゆとり資金部分と考えて、投資をして構いません。かなり長期的に使わないお金となるので、老後資金などを準備するものだと捉えておくとよいでしょう。