# 性犯罪

忘年会で酔った女性部下を襲った上司、そのヤバすぎる「開き直り」

正社員になったばかりの立場を逆手に…
露木 幸彦 プロフィール

正社員になったばかりの立場を逆手に取って…

2人を乗せたタクシーは娘さんのアパートへ向かったのですが、上司は意識が朦朧としている娘さんの身体を触ってきたそうです。

そして上司はかろうじて娘さんから部屋の場所を聞き出すと、娘さんの鞄から鍵を取り出し、玄関を開錠して、娘さんをベットに寝かしたのです。

もちろん上司が娘さんに水を飲ませたり、トイレに連れていったり、背中をさすったりする「だけ」なら何の問題もなかったはずです。しかし、上司は娘さんが身体の自由が利かないことをいいことに、力づくで娘さんの体を押さえつけ、そのまま胸を触ってきたそうです。

「やめて!」

娘さんは朦朧とした意識のなかで、そうやって何度も頼んだことは覚えていると言います。しかし、上司は娘さんの懇願に耳を貸そうとせず、娘さんを力任せに引っ張り、キスをしてきたのです。娘さんは隙を見て逃げだそうと試みたのですが、上司に腕を捕まれ、そのまま奥の寝室に連れ込まれてしまったそうです。

「エッチさせてくれたら誰にもなにも言わないから」

上司は娘さんがようやく正社員になり、部署のメンバーと打ち解けようと頑張っていることを知りながら、そのことを逆手にとって言い放ったわけです。裏を返せば「セックスに応じなかったらあることないことを言いふらす」と聞こえて、娘さんは恐怖を感じたと言います。

そしてキスやボディタッチにとどまらず、セックスを迫ってきたのです。上司の脅しに対して娘さんは恐怖のあまり、ほとんど抵抗できず、寝室から逃げ出すことも叶わず…上司は無理やり男性器を挿入し、そのまま避妊もせず射精をしたのです。

 

警察に駆け込めなかった「2つの事情」

娘さんにはどうしても警察へ駆け込めない理由がありました。裕介さんはすでに定年退職していますが、現役時代、警察署の署長や警視庁の警視正を歴任していました。万が一、娘さんが警察に駆け込めば、「娘が性犯罪の被害に遭ったこと」が巡り巡って父親の耳に入る可能性が十分あったからです。

娘さんはかつて3年間ほど、働けずに部屋に引きこもり、両親に迷惑をかけたこともありました。ようやく親元から離れ、一社会人として自立したばかりなのに父親に心配をかけたくないし、恥ずかしくて知られたくないという思いもありました。

とはいえ、娘さんがこの忘年会後、上司の待ち受ける職場に足を向けるのは無理がありました。結局、事件の翌日から仕事を休まざるを得ず、欠勤が3週目に入り、有給休暇を使い果たした段階で総務部の担当者が実家の番号へ電話をしたことで、裕介さんの耳に入ることとなったのです。