〔photo〕スズキメディアサイト、MAZDA MEDIA WEBSITE
# 軽自動車

軽自動車に「OEM車がやたらと目立つ理由」と、その上手な買い方

いろいろな商談の仕方ができるんです

乗用車メーカー8社の半分が実質的に同じクルマを売る

OEM(相手先ブランド供給)はいろいろな商品に見られるが、クルマの分野では、特に軽自動車で普及している。

例えばマツダは、軽乗用車を5車種、軽商用車(バンとトラック)を各1車種扱うが、すべてスズキから供給を受けるOEM車だ。マツダフレアはスズキワゴンR、マツダキャロルはスズキアルトと基本的に同じクルマで、マツダ自身は自社で軽自動車の開発と生産を行っていない。

スバルも軽自動車はダイハツから供給を受ける。スバルのステラとシフォンは、ダイハツのムーヴやタントと同じクルマだ。

今ではトヨタも一部の販売会社が軽自動車を扱い、トヨタのピクシスエポックとピクシスメガは、ダイハツのミライースやウェイクと同じクルマになる。ダイハツはトヨタの完全子会社、スバルもトヨタが筆頭株主だから、ダイハツからトヨタとスバルに軽自動車を供給するようになった。

 

日産と三菱はNMKVと呼ばれる合弁会社を立ち上げ、軽乗用車を共同開発している。実際の開発と製造は三菱が行うが、日産も企画と購買を受け持つ。日産デイズと三菱eKワゴン、日産デイズルークスと三菱eKスペースは同じクルマだ。

両社は共同開発の間柄だからOEM関係ではないが、三菱が製造して日産に供給する形態はそれに近い。ただしNMKVが開発するのは、今のところ軽乗用車だけだ。軽商用車のバンとトラックは、日産、三菱ともにスズキから供給を受けている。

そうなるとスズキのエブリイ(バン)とキャリイ(トラック)は、マツダ/日産/三菱の3メーカーに供給され、供給元のスズキも加えると4社が扱う。乗用車メーカーは8社だから、半分が実質的に同じクルマを売るわけだ。

一方、トヨタ/ダイハツ/スバルの3社も前述のグループを組むから、残りはOEM関係を持たないホンダのみになる。