# 自己啓発

お金持ちやスーパースターたちが学ぶ、スゴイ日本人をご存じですか?

ロックフェラー3世から大谷翔平まで
平野 秀典 プロフィール

成功は心ひとつの置きどころ

天風哲学を取り入れ、日本航空を再建した稲盛和夫さんは、人生の方程式というわかりやすい指標を提示しています。

人生方程式 人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力

能力と熱意は、ゼロからプラス100点まであり、どんどん高めることができます。一方、考え方にはネガティブなマイナスのものもあるので、マイナス100点からプラス100点まであります。

能力も人並み以上、熱意も人並み以上でも、考え方がマイナスになっていると、仕事の結果も人生もすべてマイナスになってしまうことがわかります。心の姿勢が、現実の業績や個人のパフォーマンス、健康にも大きな影響を及ぼすという事実を証明する素晴らしい方程式です。

日々最高の自分を演じる

天風は講演の中で何度も、人間は万物の霊長として生まれてきていることを自覚せよ、と言い続けていました。

「万物の霊長」を英語でいえば、「Lord of creation」(創造の主人公)。

 

つまり成功するのは、個人的才能がある人だけではなく、人間として生まれてきている時点で成功の種を宿しているのだと弟子たちに伝え続けたのです。

万物の霊長の資質を発揮するためには、「創造の生活」が大事であると天風は教えました。創造力を高めるには、まず自分という作品を進化成長させながら、最高の状態に整える必要があります。

筆者の「感動創造メソッド」も、この天風の教えに非常に近いアプローチを取っています。それは、日々「最高の自分を演じる」という選択を続けることで、日常が感動の連続になるというアプローチです。

非日常で味わう感動ではなく、日常こそ本番の舞台という認識を持ち、日常で本領発揮することの素晴らしさを知るために、他人を演じることはプロの俳優に任せて、私たちは、自分自身を演じ切りましょうと伝えています。

日常はすべて、人生という舞台にとって必要なかけがえのないシーンです。一つとして無駄なシーンはなく、一人として無駄な共演者はいません。

人生という物語には、その時必要な共演者が、いろいろな役を演じて絡んでくれます。時には「悪役」として、行く手を阻んだり、意地悪をしたり、心を折ろうと近づいてきます。その時こそ、人生というドラマを主演しているあなたが「創造の主人公」になる最大のチャンスなのです。

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そのピンチを乗り越えるために能力を高め、その悪役を「反面教師」にして、愛と調和にあふれた解決法を創造することで、とても感動的な物語が生まれるのです。

まるでドラマの脚本家のように、様々な伏線をどのようにハッピーエンドに回収するかを考えれば、心の奥から楽しさが湧いてきます。

プラスとマイナスが調和したハッピーエンドは、さらに次のドラマを生み出す貴重な伏線として、連続ドラマを構成していきます。

天風師は次のように言いました。

この世の中は、苦しいものでも悩ましいものでもない。
この世は、本質的に楽しい、嬉しい、
そして調和した美しい世界なのである。