お金持ちやスーパースターたちが学ぶ、スゴイ日本人をご存じですか?
ロックフェラー3世から大谷翔平まで金持ちやスーパースター。みんな学ぶ凄い日本人
ロックフェラー3世がその講演を聴いて感動し、信じられないほどのお金を積んでアメリカへ何度も招聘したが辞退し、日本人のために50年に渡り教えを説き続けた成功哲学の巨人が実在しました。
その名は、中村天風(1876-1968)。
彼が影響を与えた人たちが凄い。元テニスプレーヤーで日本一熱い男の松岡修造さんも、天風哲学を学びメンタルを強めた一人。現役を離れた今でも天風メソッドを毎日実践しています(記事参照)。歌舞伎俳優の市川海老蔵さんは、テレビ東京の「スミスの本棚」という番組に出演したときに、「心と体は道具」という天風の教えが、歌舞伎の世界に近いと絶賛しています(番組HP参照)。
他にも、門下生や影響を受けた人たちを見ると、その凄さがわかります。
松下幸之助(パナソニック創業者)、原敬(元首相)、浅野総一郎(浅野セメント創業者)、倉田主税(日立製作所元社長)、飯田清三(野村証券元社長)、堀越二郎(零戦設計者)、山中鏆(東武百貨店元会長)、尾身幸次(元財務相)、双葉山(元横綱)、宇野千代(作家)、稲盛和夫(京セラ創業者)、永守重信(日本電産創業者)、大谷翔平(米大リーグ選手)等など。
物心両面の豊かさを実現する驚異のメソッド
たくさんの本にも書かれた波乱万丈の人生も驚きますが、中村天風の何が凄いかといえば、その「言行一致度」が尋常ではないことです。
過去も現在も、立派なことを話す人はたくさんいますが、実人生において実践し、結果を残している言行一致度の高い人はそれほど多くありません。
中村天風は、成功哲学を教え始める前に実業家としても活躍し、別荘を5つも持つほどの経済的成功も収めていました。そして、ある感動体験をきっかけに、その成功さえも投げ捨てて、上野の精養軒の前で辻説法を始め、50年にわたり天風哲学(心身統一法)を世に広める活動を続けたのです。
最高のパフォーマンスを発揮するための心と体の使い方にも言及し、健康についても、昨今話題の「マインドフルネス」を100年前に当たり前に教え、自らも日々実践し、明治・大正・昭和初期という時代を生き抜きました。
亡くなったのが今から50年前の1968年。亡くなる直前まで、熱き講演を続けていたと言われています。日本人の平均年齢が、男性69.05歳、女性74.30歳の時代に92歳まで生きたわけですから、教えそのままに言行一致の人生を全うしたことがわかります。
透明性が増した情報社会の現代では、「言行一致」の人が信頼や信用を引き寄せます。お金や富とは、信頼や信用が数値化されたものですから、「言行一致」こそ新しい成功の条件なのです。
言行一致の人生を颯爽と生き抜き、物心両面の成功を成し遂げた凄い日本人が、後に続く私たちに残してくれた本物の成功哲学には、今の日本にこそ必要な「豊かさへの道しるべ」がたくさん表現されています。