そもそもAirbnbで家を貸し出す人と聞くと、どのような人をイメージするでしょうか。意外かもしれませんが、実は人生100年時代と言われる中、シニアの方がAirbnbを通じて家を貸す「ホスト」になるケースが増えています。
たとえば、沈む夕日が美しい瀬戸内海を臨む、淡路島の瀟洒な別荘地で部屋を貸し出しているEikoさんは86歳。
20代半ばで美容室を開業、およそ40年間働き続けたのちに、安らぎを求めてこの地に移転。そして現在、日本最高齢のホストとして同地を訪れる数多くのゲストをおもてなししています。
Eikoさんは英語がほとんど喋れないため、ゲストとのメールのやり取りやスケジュール管理は大阪に住む息子のKinyaさんが行なっていますが、実際のゲストのおもてなしはEikoさん一人。
言葉をしゃべれなくても、言葉を超えたボディランゲージや気持ちが見事に伝わり、それがEikoさんの元を訪れるゲストの高い満足感に繋がっているのだと思います。Eikoさんは現在、ゲストに最高の体験を提供し、全ホストに模範を示す経験豊富なホストに与えられる称号であるスーパーホストのステータスを獲得しています。
子育て世代でも、Airbnbを利用して家を貸し出しているホストが多くいます。
MariさんとKojiさんは本島南部の街・南城市で子育てをしながら、Airbnbで家を貸し出しているホストです。
見渡す限り、サトウキビ畑やソテツの樹々に囲まれた環境にあり、ハンモックに揺られながら本を読んだり、テラスで朝食を食べたり。リスティングに滞在する時間そのものが思い出になるような心地良い空間に、世界中の旅人が惹きつけられています。