11月29日 日本初の公衆用配電が開始(1887年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1887年のこの日、東京電燈株式会社が、日本橋に開設した第二電燈局から、火力発電による直流200Vの配電を開始しました。送電先は、日本郵船会社、今村銀行、東京郵便など大口の需要家に限られていましたが、空中に張り渡した電線(架空配線)による電気供給のはじまりです。

東京電燈が設立された当時は130灯ほどだった電灯も、配電開始からわずか5年後の1892年には1万灯を超えるまでに普及しました。急増する需要に対応するために、1896年には、交流発電機を備えた浅草火力発電所が操業を開始します。

【写真】19世紀の発電機
  19世紀の発電機 photo by gettyimages

このとき、東京電燈はドイツ・AEG社製の50Hzの発電機を採用し、関西では大阪電燈が60Hz仕様のアメリカ・GE社製発電機を採用したことが、現在までつづく東日本と西日本での周波数の違いの原因となっています。

【写真】高度経済成長期の東京上空
  明治、大正、そして昭和と日本の発展を支える礎となった photo by iStock