# 経営者

日本人の睡眠を支える黒子企業…?あの『瞬足』メーカーの驚きの正体

日本人の2人に1人が体験している

日本人の2人に1人がそのベッドマットレスで寝ている

スポーツ・シューズ『瞬足』を知らない人はいないだろう。子どもたちの憧れの靴のひとつで、じつに日本の小学生の2人に1人が履いている子供向けシューズの「定番品」である。

しかし、この『瞬足』を作っている会社が、日本人の睡眠を支えている企業だということをご存じだろうか。

というのも、じつはほとんどの日本人が、一度はこの会社の作ったベッドマットレスで眠った経験を持っているからである。

社名は「アキレス」。

アキレスの本業はシューズメーカーではなく、プラスチックやウレタンなどの素材を加工、成型する総合プラスチック加工メーカー。

その技術力は国内外で認められており、数多くの知られざるトップシェア製品を抱える企業なのである。

たとえば前述したベッドマットレスでは、なんと国産のベッド用ウレタンフォームの供給シェアは50%を超えている。実に日本人の2人に1人がそのベッドマットレスで寝たことがあるというわけだ。

 

ニッポンの知られざる「黒子企業」

それなのにわれわれが「アキレスのベッドで寝ている」と気が付かないのは、アキレスは企業に向けて製品を卸すのがメインであるため。

そのため、われわれが知っている有名ベッドマットレスメーカーが、じつはアキレスに製造を依頼して、そのベッドマットレスを作ってもらっているというのが実態なのである。

アキレスはほかにも、クルーザーに常備したり、災害時に活躍したりするゴムボートでは国内シェアは65%に上っている。海外の富裕層や官公庁からの支持が高く、2020年開催の東京オリンピックの東京湾警備ではアキレスのゴムボートが活躍するかもしれないのだ。

それだけではなく、同社の製品は自動車のシート、オフィスや家庭のソファー、ビニールハウスなどにも使用されていて、日本人の生活の隅々にまでアキレス製品はあふれている。これほど日本人の生活を支えているのに、あまり気が付かれていないというまさに「日本の知られざる黒子企業」なのである。