11月27日 天文学者セルシウスが生まれる(1701年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1701年のこの日、スウェーデンの天文学者アンデルス(アンダーシュ)・セルシウス(Anders Celsius 、1701-1744年)が誕生しました。

【写真】アンデルス・セルシウスの肖像画
  アンデルス・セルシウスの肖像画 photo by gettyimages

このセルシウスさん、ご存じの方は少ないかと思いますが、「今日の気温は摂氏10度」などというときの「摂氏」とは、この「セルシウス氏」のことなのです。

セルシウスは、オーロラが発生にともなって地磁気が変化することを発見するなど、地球科学の分野で活躍した研究者ですが、もっとも有名な業績が、1742年に発表した「セルシウス温度目盛り」です。

発表時は、水の氷点を100度、沸点を0度としてその間を100等分するものでしたが、現在は100と0を入れ替えたものが使われています。なお、セルシウス温度(℃)に273.15を加えたものが、絶対温度ケルビン(K)です。

セルシウスの業績は多岐にわたっています。1736年にはラップランドを探検し、アイザック・ニュートンが予想した地球の形状「扁球説」が正しいことを証明しました。

セルシウス温度目盛りの発表に先立つ1741年には、スウェーデンでは最も古くからの天文台であるウプサラ天文台の創立者の1人として天文台長に就任しています。

1744年に結核で没しますが、その名前は「摂氏」のみならず、月面の「セルシウス・クレーター」にも残されています。