11月26日 世界初の潮力発電所が完成(1966年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1966年のこの日、フランス北西部、ブルータニュ地方のサン・マロ郊外に位置するランス川河口に、世界初の潮力発電所であるランス潮力発電所が完成しました。

建設中のランス潮力発電所
  建設中のランス潮力発電所(1963年ころ) photo by gettyimages

幅700mの河口をせき止めてつくられたダムに、海の干満差を利用して満潮時に水を溜め、干潮時に水を放出して水力発電機を回す、というしくみです。

河口での干満差は最大で13.5mもあり、最大出力は24万キロワットです。ダムの長さは750mで、ダムのうち発電所の部分は長さ332.5m、潮の干満が及ぶ面積は22.5km²ということです。

完成後の落成式は、当時の大統領であったシャルル・ド・ゴールにより行なわれました。完成の翌年、1967年から定常運転・送電が開始されています。

半世紀経った現在でも現役で運転中で、フランス全体の電気消費量の0.12%がこの発電所でつくりだされています。

【写真】タービンの作用によってできた渦
  ランス潮汐発電所のタービンの作用によってランス川にできた渦 photo by gettyimages