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中国ショックから一転! コーセーが「大復活」する2つの意外な理由

今週の「AI株価予報」で読む

もはや「インバウンド頼み」の経営ではない!

化粧品大手のコーセー(4922)の株価が「大復活」してきた。

10月末には年初来安値の1万5860円まで沈んでいたのがここへきて切り返し、11月16日には1万8830円まで上昇。2万円の大台も視野に入ってきた。

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もともとコーセーの株価が沈んだのは、米中貿易戦争の激化が原因だった。

財産ネット企業調査部長の藤本誠之氏が言う。

「コーセーは百貨店からドラッグストア、コンビニまで幅広い販売網が強みで、最近は中国人の訪日観光客によるインバウンド需要で潤っていました。それが米中貿易戦争の激化で、9月の訪日外国人客数が5年ぶりに減少に転じるなど、インバウンド需要減退が懸念されるようになってきた。中国経済の失速懸念も出てくる中で、『中国銘柄』であるコーセーは株はまさに『売り』の対象になった」

それが一転、いま株価が切り返すようになったのはなぜか。

 

きっかけのひとつは、直近で発表された中間決算発表。ここでコーセーは売上高、利益ともに過去最高を更新したうえ、その好調決算の牽引役が「インバウンド」というよりも「海外現地での売り上げ」であることが判明したのである。

「今回の中間決算では同社の海外売上高比率が26.4%と、全体の4分の1位以う上を占める『稼ぎ頭』に成長していることが明らかになりました。中でも、中国、韓国、台湾などでは『現地で売れるブランド化』に成功しており、アジア圏の売上高は前年同期比で51%も急伸している。地道な現地でのブランディング活動の成果もあって、当初はインバウンドで購入したお客が、現地でリピーター顧客になる流れができつつある」(アナリスト)