11月21日 気球をつかって初の有人飛行(1783年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1783年のこの日、フランスのモンゴルフィエ兄弟(兄ジョゼフ=ミシェル・モンゴルフィエ:Joseph-Michel Montgolfier[仏] 、1740-1810年)と弟ジャック=エティエンヌ・モンゴルフィエ:Jacques-Étienne Montgolfier[仏]、1745-1799年)は、人類史上初となる熱気球による有人飛行を成功させました(無人飛行、係留した状態での浮遊はすでに実験されていました)。

【写真】モンゴルフィエ兄弟
  兄ジョゼフ=ミシェル・モンゴルフィエ(左)と弟ジャック=エティエンヌ・モンゴルフィエ photo by gettyimages

当時のフランス国王ルイ16世も見守るなか、パリ西部のブローニュの森から飛び立った熱気球は、科学者ピラートル・ド・ロジェと軍人フランソワ・ダルランドの2人をのせ、25分間かけて約8キロメートルを飛行したそうです。

【写真】初飛行の様子
  初飛行の様子を伝えるイギリスの新聞に掲載された画 photo by  gettyimages

煙突から煙が空へのぼっていくのを見て熱気球を思いついたというモンゴルフィエ兄弟は、もともと製紙業を営んでおり、このときの気球も紙製のものでした。初飛行は安全性が保証されていなかったため、囚人を乗せることをルイ16世は提案しましたが、ド・ロジェとダルランドは人類初飛行の名誉を汚してはいけないと国王を説得し、自ら搭乗を志願しました。

【写真】ロジェとダルランド
  ピラートル・ド・ロジェ(左)とフランソワ・ダルランド photo by gettyimages

見事に気球を操り実験に成功した2人は、人類で初めて空を飛んだ人物として名を残すことになったのです。