11月20日 アメリカの天文学者ハッブルが生まれる(1889年)

科学 今日はこんな日

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"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

宇宙膨張の発見者として知られる、アメリカの天文学者エドウィン・パウエル・ハッブル(Edwin Powell Hubble、1889-1953年)が、1889年のこの日、アメリカのミズーリ州に生まれました。

ハッブルの発見は、「多数の銀河を観測すると、遠い銀河ほど速い速度で地球から遠ざかっているように見える」というものでした。これは、宇宙が一様に膨張していることを示すもので、天文学におけるもっとも大きな発見のひとつといわれています。

じつは、宇宙が膨張するという可能性は、アインシュタインの一般相対性理論からも予想されており、ハッブルの発見はこれを実証したものだったのです。

ちなみに、ハッブルが実際に観測したデータが下の図。この図から導かれた宇宙膨張の速度は、最新の測定結果より10倍近く速いものでしたが、宇宙が膨張しているという結論は間違ってはいませんでした。

【写真】ハッブルが1929年に発表したデータ
  ハッブルが1929年に発表したデータ。横軸は銀河までの距離、縦軸は銀河が遠ざかる速度
【写真】エドウィン・ハッブル
  晩年に完成したパロマー天文台の200インチヘール望遠鏡とともに photo by gettyimages
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