死にたくなったら…哲学が語る、「自殺」の前にまず考えるべきこと

ショーペンハウアー先生の特別授業
石井 徹 プロフィール

失恋の傷も、時間が癒す

卑近な例で恐縮なのですが、「失恋」はたぶんほとんどの人が経験するでしょう。

「失恋」で自殺する人だって今も昔もいます。特に若い時は全人格を否定されたようでボロボロになるでしょう。

イラスト:伊佐 義勇 

私は全く女の人にモテませんでしたので、こういう経験で私の右に出る人はいないとつまらない自負を持っております。私の心は傷跡でいっぱいです。

しかし不思議なのです。時間が経つうちに周りが見えてきます。ふと周りを見ると、道を歩いているキレイなお姉さんがたくさんいるのです。

「あれ、こんなにいたっけ?」などと思ってしますのです。そのうち付き合う女の人ができると、

(なんであの時は酷く絶望したのだろう。よーく考えたらふった女の人は大したことなかったなあ)

などと思ったのです。

その後、年を取って経験があるからかもしれませんが、「失恋」してもだいぶ耐性ができます。要は平気になります。

 

耐えられなければ、逃げるべし

つまらない話をしてしまいました。

「空間」も「時間」も考えられない、もうどうしようもないんだという方もいるかと思います。

勇気をもって逃げましょう!

イラスト:伊佐 義勇 

決して逃げることは恥ずかしいことでない。例えばイジメなどで教室に入れない、学校にいけないという若い人がいたら、休みましょう。

どうしても耐えられなければ逃げることをお勧めします。そこまで人間を追い詰める教室は異常です。そこで対応できる人はイジメ側に回っているか、見て見ぬふりするということです。そんな異常な世界から逃げるのは当然です。

落ち込んだとき即効性のあるノウハウ本を読むのも有効でしょうが、その場限りの慰めより、原理原則を学んでも損はないのです。

悩んで一人で闘っている方も多いと思います。友人や家族にも言えないという人もいるでしょう。お読みになって心の糧にしてはいかがでしょう。

辛い時はちょっと哲学を。