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教育の既成概念を根本から変える「EdTech」の実力をご存知か

テクノロジーが「学び」を一変させる!
テクノロジーの普及で金融分野に「FinTech(フィンテック)」が生まれたように、教育分野でも「EdTech(エドテック)」と呼ばれる新しい動きがある。
「Education」と「Technology」を組み合わせたEdTechは、テクノロジーを活用した教育のイノベーションであり、従来の概念を覆す「新しい学び」を続々と生み出している。EdTech分野の第一人者である、デジタルハリウッド大学大学院教授・佐藤昌宏氏に話を聞いた。

※【ブルーバックス×インプレス】本記事はインプレス社とのコラボレーション記事です。著者・佐藤氏がEdTechのキーマンたちと語り合う連続インタビューがImpress Watchで公開されています。
https://www.watch.impress.co.jp/kodomo_it/edtech_special/1148249.html

教育の世界が大きく動いた、この1年

──昨年末から今年1年で日本の教育分野は大きく動きました。経産省、文科省、総務省などがEdTechを推進し、なかでも経産省が設置した「『未来の教室』とEdTech研究会」は教育関係者らにも大きなインパクトを与えました。

佐藤先生にとっても、この1年の教育界の動きは大きかったのではないですか?

そうですね。私は2009年からEdTechの研究室を立ち上げて、さまざまな研究や取り組みを行ってきましたが、今ほどEdTechが世の中の注目を集めた時はないと感じています。

もちろん、まだ知らない人もたくさんいらっしゃいますが、それでも今までとは違う風向きを感じますね。

先日も、東京都千代田区立麹町中学校と紀尾井カンファレンスを会場に国内最大級のEdTechカンファレンス「Edvation x Summit(エドベーションサミット)2018」を開催したのですが、なんと2500名を超える来場者にお越しいただきました。

EdTechのイベントにこれだけの人が集まるのは、昨年までは考えられなかったことです。教育に対する皆さんの意識の高まりを感じ、嬉しくなりました。

11月4日、5日の2日間にわたり開催された「Edvation x Summit 2018」11月4日、5日の2日間にわたり開催された「Edvation x Summit 2018」。国内外でEdTechを牽引するキーパーソンによる講演のほか、企業によるブース出展でにぎわった

──EdTechが注目されはじめたのはなぜでしょうか。

多くの人が、今までの教育に矛盾や疑問を感じはじめたのだと思います。

学歴や偏差値、受験の結果だけではこれからの社会で生き残れないこと、現代のテクノロジーが生んだ、より進化した学び方があることに気付く人が多くなったのでしょう。

先日刊行した『EdTechが変える教育の未来』では、今までの教育に漠然とした不安や疑問を感じている人に向けて、EdTechが「学び」をどこまで変えているのかを紹介しています。

学び続ける時代だからこそ、EdTechを知ってほしい

──EdTechによって、テクノロジーを活用した新しい学びが次々と生まれています。コンピュータやスマートフォンを使うだけで、こんなに画期的な学習ができるのかと驚きました。

EdTechの先進国であるアメリカや中国に比べると、日本のものはまだ発展途上です。それでも最近になっていろいろなソリューションが生まれ、コンテンツのクオリティーも向上しています。

有名な講師の授業がオンラインで受講できたり、分からないところをマンツーマンで教えてくれるオンライン家庭教師のサービスが登場したりするなど、急速に進化してきたと思います。

EdTechの最大の魅力は、教育という制度に頼らなくても「学び」が手に入るということです。