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意外!スシロー、くら寿司、かっぱ寿司で「インスタ映え」戦争が勃発

女子高生と若者の取り合いが始まった
長浜 淳之介 プロフィール

かっぱ寿司は「大食い自慢」の若者がターゲット!

「かっぱ寿司」はかつて、タッチパネルの業界に先んじた導入、注文品を素早く運ぶ「特急レーン」の開発で回転寿司の覇者であった。しかし、今はサイドメニュー開発にも後れを取り、「はま寿司」に抜かれて業界4位に甘んじている。

外食大手のコロワイドが14年に「かっぱ寿司」を買収。しかし、なかなか建て直せず、すでに3人の社長が次々に交代し、今年6月にコロワイド系列のアトム社長だった小澤俊治氏が新社長に就任したばかりだ。

その「かっぱ寿司」は17年6月に約80品の食べ放題を、平日の14時~17時のアイドルタイムに、20店舗限定で約1ヵ月間試験的に導入。そうすると顧客が殺到し大行列が発生。2時間、3時間待ちも当たり前で、通常の営業に支障が出るほどの大反響を起こした。

 

現在の値段は制限時間60分で男性1580円、女性1480円が基本。大食い自慢の若者が大挙押し寄せて、インスタグラム、動画への投稿も相次いだ。気を良くした「かっぱ寿司」は店舗を36店に拡大して第2、第3、第4弾と実施していずれも大好評であったはずが、経営するカッパ・クリエイトの平成30年3月期決算は、売上高787億円で前期より0.9%減少した。前期の赤字は解消されたものの、売上は縮小。オールドファンの顧客離れが深刻化しているのだ。

現在「かっぱ寿司」ではWeb予約限定で全店に食べ放題を拡大。首都圏の一部店舗では、期間限定でランチとディナーの2回食べ放題を実施、食べられるメニューを拡大した中級、上級コースも設定と、益々食べ放題にのめり込んでいる。新規顧客の獲得と既存の顧客離れとのバランスがどうなっていくかが注目だ。

以上の状況を踏まえ、回転寿司インスタ映え戦争は、スイーツ専門店を出す勢いの「スシロー」が圧勝、竹姫寿司がヒットの「くら寿司」が健闘、食べ放題が客数減を招いた「かっぱ寿司」が出遅れと、現時点で結論付けたい。