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意外!スシロー、くら寿司、かっぱ寿司で「インスタ映え」戦争が勃発

女子高生と若者の取り合いが始まった
長浜 淳之介 プロフィール

女子高生が注文するパターンは、スイーツを1品、2品注文。コーヒーも一緒にと、街角のハンバーガー、ドーナツのショップのように、カフェとして利用している。

生臭いのではないかと当初は寿司を敬遠していた女子高生も、レーンを回っているのを見て試しに1皿つまむと、意外に抵抗なく食べられたと寿司ファンに変わっていくという。「スシロー」のスイーツ強化策は、若年層の魚離れを食い止める効果ももたらしているのだ。

サイドメニューの王者・くら寿司の新たなヒット商品

「くら寿司」がサイドメニューに力を入れ始めたのは2012年頃からで、回転寿司ファミレス化の先端を進んできた。

サイドメニューは1皿100円をベースにしてきた寿司に比べて高額で売れ、魚の仕入れ価格の高騰に対して寿司を100円に維持するには、サイドメニュー強化が不可欠と考えたからだ。

寿司屋らしい魚介ダシの利いたうどん、そば、ラーメン、食後にさっぱりする口あたりのコーヒーなどを開発。「シャリカレー」や魚介ダシのうな丼、牛丼、天丼などは「くら寿司」を代表する商品に育った。

競合他社はその成功を踏まえて、「スシロー」はスイーツ、「くら寿司」と業界2位の座を争う「はま寿司」は同じゼンショーグループの「伝丸」、「味源」の知恵を借りて、専門店の味にも負けないラーメンを主軸に強化。顧客の支持を得ている。

一方で「くら寿司」は、女性を狙った商品は貧弱だったが、17年11月に発売した竹筒状の容器にシャリとネタをセットしてスプーンで食べる、新感覚の「竹姫寿司」を提案。「竹取物語」の世界観を取り入れ、インスタへの投稿も相次ぎ今年3月には500万食を突破した。

 

また、高級かき氷機を導入して綿雪のようなふんわり食感を実現したという「夢のふわ雪」は、今年5月に発売し2ヶ月で100万杯を突破した。こちらもインスタ人気が高い。

夢のふわ雪イタリアンスペシャル、3つの味が楽しめる。現在は販売終了

その他に、シャリを大根の酢漬けに変えるなどした糖質カット、キヌアやアサイーなどを使ったスーパーフードなど、多彩なアイディアでインスタ女子にもリーチした。
このような施策により、経営するくらコーポレーションの今期第3四半期決算(昨年11月~今年7月)は売上高980億円で前年同期比8%増、経常利益も17%増となっており、通期では過去最高になる見通しだ。