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意外!スシロー、くら寿司、かっぱ寿司で「インスタ映え」戦争が勃発

女子高生と若者の取り合いが始まった
長浜 淳之介 プロフィール

スシローに部活帰りの女子高生が続々と来店し始めた

業界首位「スシロー」のスイーツに対する本気度は、今年7月20日から29日までの期間限定ながら、東京・表参道にスイーツ専門カフェ「スシローカフェ部 表参道スイーツテラス」をオープンしたことに表れている。

寿司は売らず、スイーツとドリンクのみで構成するカフェの出店は、もちろん回転寿司業界初であった。

スシローカフェ部 表参道スイーツテラス

店舗の内外装は海外の海辺にあるリゾートカフェがイメージされ、スイーツのみならず店舗もインスタ映えする、バカンス気分の雰囲気を醸し出していた。

流行に敏感なスイーツの中心地、原宿エリアに殴り込みテストマーケティングを行ったデータをもとに、常設のスイーツ専門店の開発にまでつなげるという、非常に意欲的な目的を持つ試み。連日盛況のうちに終了した。

 

昨年11月、「スシロー」チェーンを経営する、あきんどスシローでは、スイーツ専門部門のカフェ部を発足させた。

カフェ部は、営業、広報、店員など部署の垣根を取り払った、スイーツ好き、カフェ好きの集まる異例の組織となっている。通常の業務と並行して部署横断のカフェ部の活動を行い、市場をリサーチして商品の企画・開発に携わる。カフェ部は、東京・世田谷発祥のアップルパイ専門店「グラニースミス」監修のアップルパイ50万皿を完売させるなど、早速成果を上げている。

「スシロー」はカフェ部発足前にも、カフェ好きの社員の意見を聞いて、東京・代官山発祥「ベリーファンシー」監修のパンケーキを2016年11月に発売し、直後に売れ過ぎて品切れになるほどのヒットに結び付けており、東京の有名スイーツ店とのコラボ企画から、次々とヒット作が生まれている。店を訪れた顧客がSNSに投稿し、拡散されて人気化しているのだ。

「表参道スイーツテラス」では、当該アップルパイ、パンケーキをバージョンアップして復活させるなど、ファンにとって嬉しい商品ラインナップを揃えた。あきんどスシロー・小河博嗣執行役員によれば、「5年前のスシローのスイーツの売上構成比は5%でしたが、昨年は6%にまで高まってきた。スイーツだけを食べに来る人も増えていますと、スイーツの強化が確実に功を奏しているという。

持株会社であるスシローグローバルホールディングスの年商も、15年9月期1362億円が、18年9月期は1749億円に伸張した。開店後15ヵ月目以降の既存店売上高も前期比4.4%増と、小河氏の発言を裏付けている。

「早めに学校が終わるテストの期間中、放課後に制服姿で来店する女子高生が増えました。夏休みのような長期休暇中、部活の帰りに立ち寄る人も多いです」(スシローカフェ部・林麻衣子氏)