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# キャッシュレス

キャッシュレス化は不安…? 日本人の「本音調査」でわかったこと

じつは30~40代ほど後ろ向きだった

急激に進むキャッシュレス化への「期待」と「不安」

税金がキャッシュレスで支払えるようになる、給料がキャッシュレスで受け取れるようになる、買い物はどこでもキャッシュレスでできるようになる……。

いま新聞やテレビで見聞きしない日はないというほどのバズワードになっているのが、「キャッシュレス」だ。

日々、新しいサービスが生まれるほどにキャッシュレス市場はいまや大活況。数年前までは考えられなかったQRコード決済が急速に普及したり、スマホを使ったデビットカードが生まれて若者世代を魅了したりと、すでにまったく新しい経済圏を続々と生み出し始めている。

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一方、そんな急激に進むキャッシュレス化をめぐっては、「ついていけるのか」「生活がどう変わるのか」と不安視する人が出てきているのもまた事実。

もともと日本は「現金大国」。キャッシュレス決済の比率は2割ほどで、同90%の韓国や、同50%前後のアメリカや中国に比べると圧倒的に「現金派」が多いことから、「キャッシュレス化は一時的なブームに過ぎず、本格的には普及しないのでは」と疑問視する人もいる。

 

史上初! 日本人の「キャッシュレス化」への本音調査

日本人は「本音」でキャッシュレス化を望んでいるのか、この日本でキャッシュレス化は本当に進展するのか――。

そんな疑問を考えるにあたって、興味深い調査結果がこのほど発表された。株式会社スマート・ソリューション・テクノロジーが運営するSmart Sound Lab(スマートサウンドラボ、https://smartsoundlab.com/)が、全国の20~50代の男女を対象に実施した調査がそれだ。

同調査ではキャッシュレス化にまつわる質問を10項目用意したうえ、対象者の回答を集計・分析しているのだが、その結果が日本人の「本音」を率直に表していて、非常に示唆深いものとなっている。

まず、「日本でキャッシュレス社会がやってくると思うか」という質問項目への回答(上図)を見ると、「キャッシュレス社会はやってこないと思う」との回答が全体の24.3%を占めている。裏を返せば全体の75%が「キャッシュレス社会が来る」と思っているということになる。果たしてこれを多いと思うか、少ないと思うか。あなたはどう感じただろうか。

さらに、この質問では「いつまで」にキャッシュレス社会がやってくるかということも同時に聞いているのだが、最も多かったのが「10年以内にやってくると思う」との回答で、全体の27.2%であった。

次に多かったのは「10年より先にやってくると思う」(同17.5%)で、これは「3年以内にやってくると思う」(同14.6%)、「5年以内にやってくると思う」(同16.5%)を上回っていた。

この結果を見る限り、日本人の多くはキャッシュレス化の実現は3~5年後というより、まだ少し先だと考えている人が多いことがわかる。キャッシュレスブームを冷静に見ている様がうかがえて興味深い。