教師を志す自分が仕事の世界にドンドン心酔していく過程で、
「僕はお金に目が眩んでいるのだろうか?」
と自問自答したことがあります。
そのとき、なぜ、自分は教員を目指すのか? という問いを立ててみました。
その答えは2つありました……。
「安定している仕事に就きたい」
「人の人生に影響を与える仕事をやりたい」
でした。そのとき、ちょうど始めていた事業があって、
「あっ! これは、今やろうとしている仕事でも同じだし、教師よりも規模の大きな安定と規模の大きな影響を与えられるのでは」
と判断しました。なので、そこから一気に迷いなく頑張っていくのです。
「自分はなぜ、その仕事にやりがいを感じるのだろう?」
「自分にとって、その稼ぎ方には、どんな意味があるのだろう?」
と自問自答を繰り返し、素早く心を整理整頓することが、前に進むスピードと大きく関係しているようです。そして、
「その行いは、いかなる貢献につながっているのか?」
「善行として、そのことを認識できるか?」
ということはとても重要です。そうした自覚のない労働は、「ただの金儲け」であり、本来的な意味での「お金を稼ぐ」とは大きく違うものとなります。
夢は「欲」ですが、その欲に「公」を足すことで、「志」に変わります。
「素敵な家が欲しい!」
は欲ですが、
「私が素敵な家を手に入れたら、世の中のシングルマザーに勇気を与えられる」
となると志に変わります。
「欲」には協力者は現れません。
「志」に変わった瞬間から、多くの協力者を獲得することができます。
また、こんな格言があります。
「早く行きたければ、一人で行け。遠くまで行きたければ、みんなで行け」
志により、共に歩く仲間を獲得できることも、より面白い人生を手に入れることができる秘訣です。