11月13日 ジープが完成(1940年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

1940年のこの日、輸送・連絡・偵察・攻撃用の小型四輪駆動自動車「ジープ」がアメリカン・バンタム社によって開発されました。

排気量は2200cc、60馬力、重量は980キログラム。最高速度は時速88.5キロメートルで、水深46センチメートルの川を渡ることが可能です。また、登坂能力は、通常の乗用車では tanθ = 0.5~1(勾配にして25~45度)ほどのところ、ジープ型の強力なものでは1.5~1.75もあり、約60度の勾配の坂を登ることができます。

アメリカン・バンタム社の試作車は非常に性能がよかったものの、設計・開発を命じたアメリカ陸軍は、バンタム社の生産能力を危惧して、ウィリス・オーバーランド社とフォード・モーター社にも設計図を公開し、改良を命じ、翌1941年に3種のプロトタイプが登場しています。

ちなみに、ジープという名称は、多目的を意味する general purpose の頭文字GPと、漫画映画『ポパイ』に出てくる犬のJeeeeepという鳴き声にひっかけたものだそうです。意外な由来ですが、それでもちゃんと考えられた名前があっていいなあ、なんて名無しのわたしは思ってしまいました。

【写真】初期のジープ
  初期のジープ photo by gettyimages