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稼ぎたければ「一匹狼」になれ!フリーランスが高額案件を得るコツ

山田竜也に訊く!フリーランス相談室①
山田 竜也 プロフィール

稼ぎたければ「一匹狼」になれ!

【質問】
高額報酬を得るためには、将来のクライアントと出会うべくより質の高い人脈を構築していくことも大切だと思っています。どういったところに行って人脈を作ればよいのでしょうか?

回答】
所属しているコミュニティも重要ですね。ライターがたくさんいるようなコミュニティにいても、高額報酬の案件は取れません。クライアントにとって、ライターのコミュニティはライターをいくらでも捕まえられる場所なので、どうしても報酬が高値にはならないんですね。

僕もWebマーケターの知り合いって少ないんですよ。ほとんど付き合わないし、飲みに行くこともない。自分に近い人の中にいると、「この仕事ってこういうものだ」っていう意識が植えつけられて、価値観がどんどん平均値になっていってしまうんですよ。よほど芯の強い人でないと、周りに似てきてしまって、尖らなくなる。だから、同業の人とはある程度距離を置いたほうがいいんです。

一方、異業種の人と会話すると、知らない情報が多くて負荷が高いせいか一回でものすごく疲れますよね。でも、楽しいことや学びになることもとても多いし、自分の個性も出しやすいんです。

だから、ひたすらライター業に詳しくてライターの中に人脈を持っている人じゃなくて、ライター業に詳しくてやたら医療関係の人と仲がいいとか、法律関係の人と仲がいい、とかライター業と他の業界の知識が掛け合わされている人のほうが希少価値の高いライターになれると思います。

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他の業界の人はライターの人ってあまり知らないから、仕事を発注してもらえる可能性が高いんですよ。その上、相場もわからないことが多いから、こちら側の言い値で取引をしてもらいやすい。もちろん、その分、質の高い仕事をするのが前提ですが。

 

あと、ひとつのコミュニティにはまりすぎないこと。どのコミュニティからも適度な距離感のある人のほうが、仕事は来やすい傾向はあります。外部の人から見ると、同じコミュニティにどっぷり浸かっている人って声をかけづらいんですね。そのコミュニティの中で仕事の依頼が来ても価格交渉はしにくいし、人間関係がぎくしゃくすることを恐れて断りたい案件も断れなくなってくる。

僕は「仕事の分散・クライアントの分散・業界の分散」が大事だと常々思っています。分散させていれば、やりたい仕事が来たらある時期は集中的に取り組んで、旬が過ぎたら手放してまた別の仕事をする、ということもできますし、やりたくない仕事が来ても気軽に断れます。

特定のコミュニティの中にいると、嫌になったら外に出るしかないんですけど、そうするには相当覚悟がいると思いますね。これだと、会社員として働いている時の、なかなか仕事がやめられない、嫌な上司や同僚の頼みが断れないみたいな状況に似てきてしまいます。

僕自身ある特定のコミュニティにどっぷり浸かっていたっていう経験はなくて、どことも一定の距離感を取って付き合っています。僕の性格上あるコミュニティにどっぷりはまるっていうのが苦手なだけで、わざとそうしているわけではないんですけどね。