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坂上忍さんが語る「俺のおカネ論」

カネで追い込まれる経験も大切だ
坂上 忍 プロフィール

カネは自発的に「回す」もの

よく知られたことわざで「金は天下の回りもの」というのがありますよね。金は一ヵ所にとどまるものではなく、常に人から人へと回っているもの。だから、いまは金がない人のところにもいつかは回ってくるものだ、ということです。

であれば、金があるときは「回す」という意識を強く持ち続けたい。

 

競艇でそれなりに勝ったときは、基本、その金は次の勝負に全額ぶち込みます。大した金額でなければ、その場に一緒にいたり、その日に会った人と綺麗さっぱり使ってしまったりします。テレビの麻雀バラエティ番組『THEわれめDEポン』で勝って賞金をいただいたときは、身内のスタッフにささやかなご祝儀を渡しました。

ただ、無闇に金を出せばいいものではない。出し所を考えるのが重要です。

バブルの時代は、毎晩のようにスタッフ全員を連れて飲みに行く大御所の歌手や俳優さんがいました。そんな豪快な使い方もいいのですが、勘違いしてはいけないのは、回す金はけっして金額の多さを競うものではない、ということ。10人より50人連れて飲みに行くほうが偉いってことなんかありません。

現実的なことでいえば、競馬で3万円浮いて5000円の差し入れをするのもまた、金を回すことです。「どうしたの?」と聞かれて、「いやー、じつは競馬で当たっちゃって。ヘヘッ」と言える“自慢代”です。

「あの人が差し入れしたから、こっちはもっと高いものを差し入れしなきゃ」などという相対的な金の使い方ではなく、自発的な金の使い方こそが“金を回す”ということだと思っています。

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自分を広げるカネと時間の使い方を

30万円の現ナマが手許にあったとします。家賃、光熱費など生活費として20万円は取っておかなければいけない。5万円は友達や恋人との外食費に使わなければいけない。はて、残りの5万円はどうするか?

普通なら貯金に回そうと考えるのが世の常です。でも、視点を変えると、その5万円はどうでもいい対象に使っていい金でもある。

それを使って博打、酒、なんでもいいので、遊んでみたらどうでしょうか――というのが坂上からの悪の提案です(笑)。でも、それも一理あると思うんですよね。

酒を飲んでリラックスしているときに、ふとビジネスにつながるアイデアが湧いたり、雀荘で将来につながる出会いが生まれたりすることもあります。もちろん、金が消えていくだけのムダな時間になることもありますが、そういう金や時間の使い方それ自体が、自分の可能性を広げるきっかけにもなるものです。

働いて稼いだ金すべてを見えない将来に取っておこうと窮屈にしてしまうと、絶対に自分の幅を広げるような金の使い方ができるようにはなりません。

もちろん、養う人がいる場合は、ある程度の貯蓄を考えるのは大事なことですよ。なぜならばそれは、“活きる金”だからです。でも、漠然と将来を見て貯金するだけの金って、意味がないと思っちゃうな。

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