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2020年、トランプ再選を止められる民主党大統領候補は誰か

噂の候補を一挙紹介
渡辺 将人 プロフィール

出馬意欲満々

第3に、民主党本流系の候補群だ。

ニュージャージー州選出のコーリー・ブッカー上院議員が筆頭だが、アフリカ系の菜食主義者にしてLGBT支持も強いという個性派だ。2013年にイヴァンカ・トランプ夫妻から資金提供を受けた過去やウォール街への近さは批判されている。

コリー・ブッカー上院議員コーリー・ブッカー上院議員〔PHOTO〕gettyimages

出馬意欲は満々で、今回の中間選挙では指名争いで重要なアイオワ州に4人もスタッフを送り込んだ。州公職の候補の応援をさせながら、州の活動家との人脈作りをさせていた。大統領選挙一番乗りはブッカーだ。

ちなみにアメリカでは連邦議会の議員スタッフは同時に選挙キャンペーンを手伝うことは許されていないが、形だけ離職・復職をすれば簡単にできるため、非改選年や支持が盤石な議員は自分のスタッフを一時的に解職して、他の議員の選挙に送り込むのは日常的な行為である。当然、送り込む以上は、党幹部や議員同士の「貸し借り」、地域とのコネ作りなど下心がある。

 

女性候補に期待も集まる。カバノー公聴会で活躍し今回の勝利で3期目を手にした穏健派のミネソタ州選出のエイミー・クロブチャー上院議員、インドとジャマイカの移民2世という特異な生い立ちから「女性版オバマ」とも称されるカリフォルニア州選出のカマラ・ハリス上院議員、などが目立っている。

カマラ・ハリス上院議員カマラ・ハリス上院議員〔PHOTO〕gettyimages

ハリスは既に50代だが、政治経験の浅さから2020年は早すぎるとの党内評価もある。また、独特の生い立ちを持つ多文化的な人ばかりが大統領になるのも新鮮みが薄くなるとして「2020年はオバマ的でないほうが」という反作用もある。

他にニューヨーク州選出のキリステン・ジルブランド上院議員も実力はあるが、ウォール街との近さに加え、「Me Too」で同僚のフランケン上院議員を執拗に追い込んで議員辞職させたことが「やり過ぎ」と悪評につながり党内に敵も少なくない。今回の選挙で再選されている。