# 離婚 # 養育費

再婚を隠して養育費をもらい続けた43歳女性の「逆ギレ」と「反撃」

前夫が問い詰めると彼女は…
露木 幸彦 プロフィール

今回の場合、正解は「戸籍の附票」になります。

戸籍の附票とは出生から現在までの住民票の履歴が書かれている書類で直近の住所地も網羅されているもの。戸籍の附票を扱っている役所は住所地ではなく、「本籍地」の役所です。

「戸籍の附票を取るには前妻の本籍地が必要ですが、離婚届の内容をまだ覚えていますか?」

私は純一郎さんに確認したのですが、離婚届には「離婚後、どこに本籍地を定めるのか」を記入しなければなりません。元の戸籍に戻るのか、新戸籍を作るの二択です。

今回の場合、純一郎さんが夫婦の戸籍に残り、前妻と子が出るという流れですが、前妻は旧姓(田中)に戻って新戸籍を作っており、純一郎さんは「妻子の新戸籍」と暗記していたのは幸いでした。

〔photo〕iStock

再婚を隠して養育費をもらい続けていた前妻への怒り

「息子さんの父親として申請したほうがいいですよ」

私がこうアドバイスをしたのは、役所では前夫が前妻の公的書類を申請するより、父が子の公的書類を申請したほうが発行されやすいからです。なぜなら、離婚したら夫婦は赤の他人ですが、親子は親子のままだからです。

しかも、前妻と息子さんが入っている(入っていた)戸籍は同じなので、どちらの名前でも同じ書類が発行されます。そこで純一郎さんは早速、役所の窓口で「戸籍の附票」を申請したのですが、なんと窓口の担当者いわく、「すでに戸籍が抹消されているので発行できない」とのこと。

前妻はすでに別のところへ本籍地を移したようですが、離婚2年目の女性が本籍を移す理由とは…そう、再婚以外には考えられません

 

今回申請した本籍地に前妻の名前は存在しないのですが、このような場合、「除籍謄本」を手に入れることができます。除籍謄本とはすでに抹消された戸籍の内容が書かれている書類で「戸籍が抹消された後、次はどこの戸籍に移動したのか、移動先の本籍地と抹消の理由」も分かります。

純一郎さんは恐る恐るを申請したところ、驚愕の事実が明らかになりました。前妻は離婚からわずか1年で「岡山隆(仮名)」という男性と再婚しており、長男は「岡山隆」と養子縁組をしていたのです。

しかも、子連れの前妻が甲斐性のない男と一緒になることはあり得ない。再婚相手も前妻と長男を食わせるだけの年収、どんなに少なくとも500万円は稼いでいるでしょうから、世帯収入(現夫+前妻)は1000万円に達しているだろうと推測できます。

<家族構成と登場人物、属性(すべて仮名。現在)>
小谷純一郎(42歳)→会社員(年収500万円)☆今回の相談者
前妻 岡山明日香(43歳)→看護師(推定年収500万円)
前妻の再婚相手 岡山隆(39歳)→会社員(推定年収500万円以上)
前妻の子 岡山拓海(16歳)→純一郎と明日香の長男
夫の母 小谷節子(75歳)→年金生活
夫の兄 小谷洋一郎(47歳)→会社員(推定年収700万円)
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