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# 養育費 # 離婚

再婚を隠して養育費をもらい続けた43歳女性の「逆ギレ」と「反撃」

前夫が問い詰めると彼女は…

「養育費免除」には前妻の住所を知る必要があるが…

私は行政書士をしながら男女問題研究家として活動しており、これまで何千件という離婚などの男女トラブルの相談を受けてきました。最近では養育費の支払いをめぐって、別れた夫婦が揉め合うことが増えています。

前編ではそんな養育費をめぐって前妻の逆襲にあった小谷純一郎さん(42歳、仮名)が強欲な前妻はまったく歯が立たず、ケチョンケチョンにされ、返り討ちに遭った話を紹介しました。

純一郎さんの敗因は「油断」です。

 

もちろん、純一郎さん夫婦は離婚したのだから、今では他人同士。それでも前妻は母親の病状を目の当りにすれば「当然のように同情してくれるはず」と、純一郎さんは思い込んでいたのです。前妻は「大変だったね。それなら(養育費は)しょうがないね」と二つ返事で応じてくれるはず、と。

しかし、前妻は今でも純一郎さんのことを恨んでおり、その楽観は見事に打ち砕かれたのです。純一郎さんが私のところへ相談しに来たのはまさにそんな絶体絶命の状況だったわけです。

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ところで、養育費の免除には前妻の同意もしくは裁判所の決定が必要です。どうしても前妻の同意を得られないのなら裁判所に認めてもらうため、申立を行うことを検討しなければなりません。

家庭裁判所へ養育費の調停を申し立てるには申立書に前妻の住所を記載する必要があります。なぜなら、裁判所が申立を受理すると前妻の住所へ呼び出しの手紙を送付するからです。

「前妻の現住所はご存知ですか?」

私は尋ねたのですが、純一郎さんいわく離婚直後、前妻は実家に戻ったけれど、現在どこに住んでいるのかを把握していないとのこと。前妻の激高ぶりを考えると本人から聞き出すのは難しいでしょう。

では、こういう時はどうすればいいのでしょうか。

まず、前妻の現住所が書かれている公的書類を手に入れることができれば手っ取り早い策になります。一例を挙げると住民票ですが、住民票は現住所を知らなければ「どこの役所の窓口」に申請すれば良いかわかりません。