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一般人は知らない!お金持ちが銀行で買っている「スゴイ商品」の中身

働かずに生活できるほどの利回り
花輪 陽子 プロフィール

このようにかなりのまとまった投資金額があると、資産運用の発想法が普通の人がやる場合と変わってきます。

たとえば、銀行のプレミアサービスやプライベートバンクなどを利用すると、金融機関によってはレバレッジをかけた運用が可能になります。

実際、シンガポールでは、一定以上の資産がある人向けの富裕層金融サービスとして、投資信託、債券、保険などに対してレバレッジをかけた運用が可能です。日本では株式や不動産など限られたものに対してしかレバレッジをかけることができないので、大きな違いになります。

日本でレバレッジというとFXのイメージが強いかもしれませんが、このような富裕層向け金融サービスでは、国債に投資をしている債券ファンドや国債など元本の値動きが手堅い金融商品に対して2〜3倍などのレバレッジをかけることができます。そのため、投資先は債券や国債などでリスクを抑えつつ、分配金やクーポンを膨らませていくという戦略が可能になるのです。

〔photo〕iStock

驚異的! 「年率17.5%のリターン」を得る投資信託

では、具体的にお金持ちたちはこうした金融商品でどれくらいの利回りを手にしているのでしょうか。

たとえば期待される分配金が6.5%の投資信託(ファンド)を購入する場合、レバレッジを3倍かけることによって、分配金は19.5%になります。それも5000万円の投資金額に3倍のレバレッジをかけることで、1億5000万円まで投資が可能になります。

もちろん、レバレッジをかけた分の借り入れ金利はコストになりますが、円、スイスフラン、ユーロの場合は1%程度で借りられる場合も多いです。そのため、コストの2%分(5000万円の元手に対して1億円の借り入れを行っているので)を引いても期待される利回りは17.5%で、約875万円の分配金を受けることが理論的に可能になります。

つまり、元金5000万円に対して年率17.5%のリターンという計算になります。シンガポールに住んでいると原則として分配金も非課税なので、分配する度に課税されるといったことは原則としてありません。

 

日本でも一斉を風靡した毎月分配型の高配当の外国の国債を中心とした債券ファンドがありますが、こうしたファンドにレバレッジをかけることによって毎月の分配金を増やすことが可能になるわけです。毎月分配型のファンドがよくないという専門家も多いですが、ファンドが吐き出した分配金から課税されない環境の場合、毎月分配型も投資家のニーズにもかなっているので必ずしも悪くないと感じます。そのため、こうした商品にレバレッジをかけて運用しているお金持ちは少なくありません。

実際、こうした金融商品に投資をして、配当やクーポンの収入で生活をしている人が多くいますし、運用の収益で子供の学費を賄っているという人も多くいます。元金5000万円で約875万円の分配金を受けることができれば働かずに生活をすることもできると考えれば、それがいかに魅力的な運用ライフがよくお分かりになるかと思います。