11月12日 探査機がはじめて彗星に着陸(2014年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

2014年のこの日、欧州宇宙機関(ESA)の宇宙探査機ロゼッタが着地機フィラエをチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着地させることに成功しました。

2004年3月2日に打ち上げられたロゼッタは、10年かけてターゲットの彗星に接近し、着地機フィラエを分離しました。

フィラエは予定していた着陸地点を外れてしまったため、発電に必要な太陽光を十分に受けられず、着地したものの数時間で休眠モードに入ってしまいました。しかし、その間に彗星表面の写真などを撮影しています。

彗星が太陽に近づいた2015年6月13日には、ふたたび通信機能が回復しデータのやり取りが行われましたが、7月9日を最後に通信は途絶えてしまいました。

チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星には生物が存在する可能性も考えられていましたが、残念ながら、電池切れで動けなくなったフィラエを助けてくれるような生物はいなかったようです。

【写真】フィラエがとらえた彗星表面
  フィラエがとらえた彗星表面(写真:ESA/Rosetta/Philae/CIVA)