子どもを医学部に合格させるには、ホントはいくら必要かご存じですか

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原田 広幸 プロフィール

入試受験料も、医学部だけ格段に高い!

(4)入学試験受験料、受験付帯費用[1校あたり6万円✕受験数]

私立医学部入試の受験料は、私立一般学部にくらべて、だいぶ高額だ。私立一般学部が30,000円~35,000円であるのに対し、私立医学部の一般入試では、60,000円が相場、センター試験利用型の入試でも、35,000円から45,000円ほどが必要となる。

私立医学部志願者は、滑り止め校が事実上存在しなくなるほど難化した状況下では、受験校を増やすことでしか、リスクヘッジができない。そこで、平均で8~10校ほど受験するのが普通だ。そうすると、受験料だけで、600,000円は必要ということになる。

医学部だけが、これほど受験料を高くする理由に、合理性はない。受験料が高額でも、たくさんの受験生が受けてくれる、というだけだ。

 

たしかに、医学教育には多額のコストが必要で、受験料収入が貴重な運営資金源となるのはわかる。しかし、大学合格は、キャリアのゴールではなくスタート地点であり、その合格を得るために、ほかの試験との差が倍以上あるのは、いかがなものか。

私がぼやいても仕方ないことかもしれないが、チャンスくらいは、どんな学生にも平等に開くべきだと思う。文科省には、不正入試の調査にあわせて、ぜひ指導を入れていただきたい。

私立大学に加えて、国公立医学部を併願する場合、センター試験は、18,800円(成績開示する場合)、国公立大学2次試験の受験料は、大体17,000~18,000円だ。これは、どの学部でも共通となっている。

また、証明用の写真撮影、郵送の料金と手間暇も、考えて準備しておこう。

(5)受験時の宿泊代、交通費[数万~30万円]

医学部が集中する大都市圏に住む受験生以外は、志望の大学の受験のために、何度か現地に足を運ぶこともあるだろう。このお金もバカにできないほどの金額になる。

例えば、盛岡や金沢から東京の大学に受験に出向く場合、新幹線の料金だけで往復25,000円以上かかるし、格安のホテルに泊まっても、1泊7,000円くらいはかかるだろう。よく計算しておく必要がある。

それから、受験校が決まったら、その時点で宿泊先も見つけておくのがよい。とくに、北陸、近畿圏のホテルは、毎年予約がいっぱいになることが多いから要注意だ。可能なら年内に予約してしまおう。

そういった情報も、医系予備校なら喜んで提供してくれるところもある。冬期講習などを受講する予定があるならば、事務局に問い合わせるとよい。大学の入試課に電話して聞いても、大学によっては、親切に教えてくれる。

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