子どもを医学部に合格させるには、ホントはいくら必要かご存じですか

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原田 広幸 プロフィール

参考書や模擬試験代はケチらずに

(2)受験用の参考書類(過去問含む)、文具[5万~10万円]

どんな受験でも、学習参考書類は、どうしても必要なアイテムで、これをケチってしまっては勉強は始まらない。

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私が昨年まで運営していた予備校では、市販の教材を選別して教科書に採択していた。「最低限必要な教材類」だけの市販価格を計算したことがあったが、私立と国公立医学部を併願受験する場合で、約10万円前後になってしまった。特に、私立医大の過去問集(赤本と言われる大学の過去の入試問題集)の値段が高い。

これらに、コピー代、ノートなどの文具代も含めると、結構な金額になる。

 

(3)模擬試験代金、情報収集費用、パンフレット・願書代金[7万~30万円]

受験対策に、模擬試験の受験は必須だ。これは、どんな資格試験でも言えることだろう。とくに、難関の医学部入試を乗り切るには、自分の学力の客観的な把握と、定期的な計画の見直しが必須となる。そのために一番よいのは、模試の受験で、これも決してケチってはいけない。

大手予備校・河合塾の実施する「全統模試」は、受験生の母集団が日本最大であり、どの医学部を受ける場合も、すべて受験することが推奨される。1回あたり5,500円~6,500円程度が必要で、第1回~第3回までの「客観式」と「記述式」の模擬試験、そして「プレ模試」を2回ほど受験すると、それだけで、5万円近くかかる計算だ。

情報収集費用もばかにできない項目だ。主に夏休みに開催されるオープンキャンパスへの参加は、いまや参加必須のイベントだ。

そこでしか聞けない面接のポイントや、出題傾向、先輩の勉強法やナマのアドバイスが聞けるから、できる限り出向くべき。地方在住の受験生の場合、志望校5校回るとして、旅費で20万ほどかかることも想定しておいたほうがよい。

それから、パンフレットと願書も重要だ。願書を手に入れるのに、1校あたり1,500円ほど請求する大学もある。受験する可能性のある大学をすべてそろえることを考えると、ここにもお金がかかる。

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